最強無職~異世界に転生した俺は無職として散々馬鹿にされてきたが、とある最強スキルで無双する~
じんせいRTA
第一章
プロローグ
暇だ。
暇で仕方がない。
暇、ひま、hima、وقت فراغ~~~~!!!
どうにかならないものだろうか。
さすがに暇すぎるだろ。
「暇だ…」
さっきの7行だけで「暇」という字を5個も使っている。さすがに危機感を持った方がいい。
「久しぶりに友達にでも会うか…」
スマホを開いて、「ずっ友グループ」と書かれたところをタップした。
「sumiが退出しました」
「lemon3232が退出しました」
「nippon5353が退出しました」
「あなたしかいません。退出しますか?
はい いいえ」
「ああああああああああああああ!!!」
ここまで暇ならもう死ぬしかないぞ!マジで。
というかなんだ!「ずっ友グループ」って!どこがずっ友だ!思いっきり退出してんじゃねぇかよ!(自主規制)!(自主規制)!
―暇とはここまでも苦痛なものなのか…。
おっと、そういえば自己紹介を忘れていた。暇だししておこう。
私の名前は山口
30歳まで仕事をしていたのだけれど、やめた。
いや、その理由はというと、俺は(以下略)
さて、自己紹介で時間をつぶそうと思ったのだけれど、まだ12:00か。
だが20分つぶせた。我ながらかなりの進歩だ。
…あ、そうだ。本買いに行こう。
昔から読書は好きだった。ふう、これで一通り時間をつぶせそうだ。
徒歩で20分ぐらい。
車などそんな高級なものは乗らないし、乗りたくもない。
なぜなら俺は(以下略)
もうすぐ本屋だ。
―そう思ってた時だった。
「おっさん」
俺はさすがに怒りがわいた。実感はしているけれども!!
「だーれがおっさんd・・・」
俺は思わず言葉を止めた。
並んでいたのはクソみたいなイケメンな男とクソみたいにきれいな女。
カップル…だろう。
―リア充(自主規制)
「『誰がおっさんだ』って?あんたに決まってるでしょ」
女が言う。
「お前さぁ、無職でしょ」
あっはっはっはっは!カップルは笑う。
なぜばれた!?
「そそそそそそそそそそそんなわけないじゃん?」
「じゃあなんでこんな時間に外出てるのぉ」
あ。
「図星か。やっぱり無職じゃん」
あっはっはっはっは!カップルは笑う。
―なんだこれ、無茶苦茶腹立つんだが。
「君たち、そんなおっさんと会話して、時間の無駄だとは思わないのかい!?」
自虐である。
「あはは!そうだね!じゃ、さよなら~」
くそがぁぁぁぁぁ!!それはそれで腹立つ!
さっききれいとか言ったけどどこがだよ!(自主規制)じゃねぇかよ、どっちも!
(自主規制)!(自主規制)!(自主規制)!
「(自主規制)!」
あ。
つい言葉に出てしまった。
「は?」
「お前、誰に向かって言ってんの?」
「あ、あははははは」
「てめぇ!!」
うわぁぁぁぁ!死ぬぅぅぅ!
―その時だった。
「!?ナニコレ?」
地面がぬめぬめする。そして―
「なんか俺たち沈んで行ってないか!?」
確かに男の言うとおりだった。
そして、
「うわぁぁぁぁぁ!!!」
とうとう俺たちは地面におぼれたのであった。
~今日の補足~
今回、自主規制した数は、8回です。
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