夜は俺の時間です
先輩って幽霊見たことありますか。
なんでってほら、夜は恋バナか怪談って相場が決まってるじゃないですか。せっかくオールで飲み明かそうって言うんだからしなきゃもったいないでしょう。
怖いんですか?いや、煽ってるとかじゃなくて。苦手だったらやめなきゃならないじゃないですか。俺こう見えてもその辺の分別はつくんですよ。いい子です。知ってるでしょ?
へえ、苦手じゃない。だったらいいですよね。じゃあもう一回聞きますけど、見たことありますか?
……ないんだ。ふうん。……残念じゃないですよ、むしろ嬉しいくらいです。
だって俺が初めてってコトでしょう。霊感もない信じないったらこの先もほとんどないでしょうね、俺みたいなの。俺、頑張ったんですから。
怖くないなら良いですよね、先輩。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます