魔法少女(漢)VS魔法少女軍団
河過沙和
漢、燃ゆる
魔界からあく将軍ノアク率いるあくの軍団が現れてから十数年…魔界からあふれ出た魔力を研究し、ついに人類はあくの軍団に対抗できる存在を生み出した!
魔力を振るい絶大な力をほこる者達、適正者の大半が女性であったこと、力を行使する時極彩色の光と派手な音が演出の様に放たれることから彼女たちは魔法少女と呼ばれるようになった。
それからさらに一年の時が立ちノアクが実は魔王サタン配下の四天王の下、軍団を率いる将軍であり、侵略の遅れにしびれを切らした四天王が魔界から出てきたり。
ノアクと四天王ジワ、ゾヲ、コン、タア連合軍との決戦で世界中の魔法少女が集結、魔法大戦が勃発し魔法少女の半数が行方不明、あるいは死傷したり。
ノアクの死の間際その正体が魔法に目覚めた人間が人々の悪意に晒されて変質した存在であることが判明し魔法使い反対論が世間で囁かれたり。
色々あったが魔王サタンは討ち滅ぼされ世界に平和が訪れた。その後、ノアク出現からサタン討伐までの出来事は魔界大戦と呼ばれ永く語り継がれ人々は魔法少女への感謝を忘れなかった、めでたしめでたし。
とはならなかった、行方不明とされていた最初の魔法少女が大都市で使い魔を大量に召喚し人々を殺傷するテロを起こしたのだ。
「都合の良いときはもてはやし、いらなくなれば疎んじる。お前ら人間のやり方にはうんざりだ!」
彼女のテロを発端に世界中で魔法少女たちの反乱が起こった。その多くは戦後軟禁されて実験動物のような扱いを受けた者であったり、功績に見合わぬ立場に不満を持ち者達であった。魔法による大規模な火災、津波、果てには地殻変動、天候操作。
世界は闇に覆われ、人々から笑顔は消え、混沌と狂乱の渦に巻き込まれていった。
ついには希望すら消え失せるかと思われたその日、一人の漢が雄たけびを上げた。
「悪辣な魔法少女共!俺はここにいるぞ!」
その姿はあまりにも異質であった、山のごとく筋肉をその身に着け、彫刻の様に美しい顔を修羅がごとく歪ませた、今時の魔法少女ですら着ないようなフリルを多量にあしらったドレスをまとう漢が一人虚空に浮いていた。
その手にはキラキラと光を出し先端にハート型の宝石がはめ込まれ羽飾りがあしらわれた少女たちがあこがれるピンク色のステッキが握られていた。
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