古書店奮闘記

おまけのお宝

これはちょっとした小話ですが。

古紙回収などでまとめて古本、古雑誌を出す方は多数いらっしゃいますよね。

それを古紙回収の業者Theが行きつけの古書店に雑誌や単行本を持っていらっしゃることもしばしば。

もちろん古すぎて、汚すぎて、値のつかないものも多いのですが、まとめて雑誌として色をつけて買い取るということも。

それでも損失が酷く買い取れないものは一応古紙の買取にも回せますから全くの無駄ではありませんね。

そんなものを合計すると意外と数千円の値がついたりということもよくあります。

ある日のことです。

いつものように古紙回収の業者様から買い取れるものを買い取った後、検品作業に入りました。

大きなシミ、汚れがあるものは商品になりませんからね。

とある雑誌の確認をするためザラザラとページを早めくりしているとお札がポロリ。

1000円札でした。

恐らくへそくりのようなものだったのかも知れません。

ネコババしても良いのかもしれませんが私はバカ正直に店長にその事実を伝えました。

店長は「たまにあるんだよね」と笑って、「それ、とっておいていいよ」と言いました。

とんだラッキーガールです、。

そういうことがあれば、暗黙の了解にてひっそりと懐にしまう方が多いようです。

皆様、ゴミを捨てる時にはご確認は念入りに。