古書店奮闘記

すみはし

ベビーカー

とある古書店で働いていた時の話です。

街の小さな古本屋、というには少し大きめの本屋さん。

かと言って大手古本屋と言うほど大きくも店舗数もない、そんな小規模展開の古本屋さんでございます。

そんな古書店のお話。



ときどき洋風で綺麗なお洋服をお召になったご婦人がご来店されます。

そしてその方はいつも綺麗なフリルのついたベビーカーを押していらっしゃいました。


さぞ綺麗なお子様がいらっしゃるのだろうと、ある日少しだけ覗き込むと、お可愛らしいお人形がしっかりと固定されておりました。


お人形も可愛らしいフリルのお洋服を着ておりました。


ただ、それだけのお話です。



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