第127話 真夏の職員会議
自由の森の毎月第一月曜日は、職員会議の日。
今年を例に挙げれば、今日ってことになりますね。
さあ、エアコンもない職員室で、職員総出の大会議。
夏休み中の注意事項を再確認。
それから、夏季休暇について。
児童らのいわゆる里帰りもね。
いろいろ、話すべきことはあるのですよ。
でまあ、ほどほどで終わればよさそうなものだけど、
つい議論がヒートして遅くまでかかる日もあります。
というか、そういう月もあるというべきか。
だけど、これだけ暑いと、ね。
もうええわぁ、ってことにもなっていたかもしれぬ。
ま、別に暑い時期だけの話ではないけど、
早く終われることは度々あるにはあったでしょう。
何だかんだで、自由の森は職員にとっても悪くはない職場。
他施設に比べれば、の話だけどね。
子どもにとっても、ひどい環境とまではいかなかった模様。
なんせ、先駆的な取組を2代目園長がしてきた場所よ。
その後10年くらいはぼちぼち進んで、
それから30年以上、プロ中のプロが園長を務めあげた。
元職員には、そう悪く言う人はいない。
善良であるがゆえに、当時の経験を悔やんでいる方もいます。
それこそが、あの地に根付いていた「良識」というもの。
その「職場風土」は、確かに、あの地に根付いていました。
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