第6話 カイの事故死


その日カイが亡くなった


「どうして…」


「「シスター…」」


「まだあの子はやり直せたかもしれないのに」


「「(いや…それは…)」」


カイは雨の日に町の川に何故が遊びに行き

そのまま足を取られ亡くなった


「シスター落ち込まないで」


「サラ、でも…」


「前から駄目って、言ってることカイは何も守らなかった」


「今まで運が良かっただけなのに」


「結果、亡くなったちゃった」


「だからシスター、自分を責めないで」


「シスターは、何も悪くないよ」


「だから……」


「サラ……」


2人は共に抱き締め涙を流している


「(まぁカイらしいといえばカイらしい)」


「(でも…少し寂しいな)」


カイの葬儀は教会で行われ参列者は余りに少なった


「(俺の前世の葬儀はどうだったんだろう)」


「(親父とお袋は泣いたかな)」


「(姉貴と姪は怒ったかな)」


「(兄貴と甥は笑ったかな)」


「(後輩は、悲しんだか)」


「(カイよ、やっぱり迷惑かけちゃ

駄目なんだよ)」


「(葬儀にも誰も来てくれないのは

悲しいことだろ)」


「(俺は、出来れば葬儀には沢山の

人達が来てくれるような)」


「(人間になるよ)」


その晩マーサ、サラ、セイは

泣きながら怒りなが笑いなが

カイの思い出を話し合った




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