　この「GET WILD (SICK INDIVIDUALS Remix)」は、僕の大好きなバージョンである。

　ゴッリゴリのＥＤＭ／ビッグルームという感じである。

　西暦2017年に、リミックス作品をYouTubeに投稿するスタイルで開催されたコンテストがあったのだが、その参加作品にも、ここまでにＥＤＭな（そして、巧みな）ものは無かったように思われる。TM Networkのファンの皆さんは、ロック・ミュージックを聴く人のほうが多く、実際にＥＤＭを聴いている人は少ないのではないかと、僕には思われた。

　ＥＤＭでは、いわゆるサビに当たるのは「ドロップ」である。だから、「SICK INDIVIDUALS Remix」は、スネアの連打の後の、（サビの声を利用した）掛け声の後の、シンセサイザーによる演奏を愉しむことになる。

　ＥＤＭに慣れない人でも、そういう構成であることが分かれば、愉しく聴けると思う。