アイデアNo.003 結婚式:シーン
パイプオルガンの荘厳な音色のなか、神父の声が響いた。
「新郎と新婦は誓いの口づけを」
その声で新郎は新婦のヴェールをめくる。
新婦が静かに瞳を閉じたのを合図に、新郎は若く艶やかな唇に己の唇を近づけてゆく。
誓いの接吻が交わされる、その瞬間――新郎は苦悶に表情を歪めた。
会場から女性たちの甲高い悲鳴があがる。
ウエディングドレスに隠していたナイフで、新婦が新郎の胸を刺したのだ。
新婦が無表情に新郎からナイフを引き抜く。そのとたん、あふれ出した血液が純白のドレスを赤く染めた。
▼▽▼▽▼▽
これは……プロローグで使おうと思ったアイデアですね。
思いついた時は名作の予感! と思ったんですが……よくよく考えると、わりとありきたりじゃね? と思えてきて。
結果、そのままになりました(笑)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます