果肉

 彼女と過ごす時間は……まぁ、有意義だった。私だけでは到底行かなく、行けない所にも連れていって貰ったし、食べた事もない、飲んだ事もない物を(支払うといっても固辞され)御馳走になった。

 特に……今居る何とも怪しげな店で食べた料理は絶品だ……食事も勿論だが、今食べている赤い果実……鼻を擽る芳香、舌先で蕩ける果肉……今までこんな甘い果物、食べた事ない……。


 噛んじゃあ、駄目よ……舌先で転がす様に、果肉の柔らかさと舌触りを楽しみなさい……


 ……


 気が付くと……


 此処は……あの時の……


 数日前に……夢の中で連れてこられた、あの白い部屋だ。また夢か……と思い手の甲を抓ったが……ちゃんと痛い……そういえば、あの時も……あの快楽の残滓が、夢とはとても……。


 不意に背後に気配を感じ、振り向くっ! 其処には、先程迄居なかった筈の全裸の少女が3、4……5人?

 彼女達はどう見ても私より若く、お人形の様な金髪巻き毛の子、色黒でショートカットの子、和国風の切り揃えた黒髪の子……どの子も胸やアソコを隠そうともせず私の周りに立つ。

 あ、貴方達は? と聞くとほぼ同時に、ポツッ、ポツッ……っと例の雨が私達に降り注いだっ!


 こ、これは確か……ビクンツ! ひっ、まっ、またっ! い、いああああっ!!


 また全身の火照りを強く感じ、我慢出来ず座り込む私っ! ……周りにいた少女達は……私と同じ様に上気しつつも、寧ろ雨水を積極的に……胸やアソコに擦り込んでる様な……


 其の侭、私に近付き……な、何を……


 ぴとっ! ぬるんっ!


 んあああああああっっっ!!!


 彼女達は私の全身に雨水を……その手や足、舌、胸やアソコを使って擦り込んできたっ! ただでさえ力が入らないのに、少女とはいえ5人がかりで……

 わ、私の全身は……彼女達の舌や指先で……くまなく、ぬるぬると……口の中にも舌を……首筋にも、乳房にも、臍にも、指先にも……アソコと、お尻にも……


 ぐちゅっ、ぐちゅぐちゅっ!! そっ、そんな下品な音を……いやっ、恥ずかし……んああああっ!!

 私はっ、何度も彼女達のっ!! あ、愛撫で……い、イっちゃっ!!

 彼女達の一人が、私のあ、アソコを舐めつつ、自分の……あ、アソコを……ワわたひのかおに……ちかづけ……彼女達同士の愛撫で……べちゃべちゃになってて……凄く、いいにおいがして……


 ……ナメチャウノ?


 びくっ! ……気が付くと、これまた何時の間にか部屋の端に、黒い下着の様な服とストッキングを身に着けた彼女が椅子に座っていた。


 な……何で……こ、こんな……あっ、ああっ!


 彼女の存在に一瞬冷静になったが、少女達の指先は止まる事が無く……わ、私のアソコは……はしたなくっ、い、イくのがっとまらな……んひいいいいっ!!


 ふふっ貴方達、楽しむのは良いけど……駄目よ、ちゃんと教えた通り、最初はワタシから……

 そういうと彼女は立ち上がり……下半身をギリギリ隠していた紐の様な下着を外す……露になったアソコから、あの日の様に……てらてらと……

 少女達は名残惜しそうに愛撫を辞め、その体で私の手足を拘束し、頭を押さえる……彼女は私に近付き……


 モウ、堕チチャウノ?


 てらてら光るアソコからは、あの時感じた獣臭がたちこめ……其の扇情的な肢体は、さっき食べた……極上の果実の様で……


 ガマンシナイデ……オタベ、ナサイ?


 其の言葉に、私の口は……彼女のたわわに実った二つの完熟した果実を……


 ……


 ふふふっ、噛んじゃあ、駄目よ……舌先で転がす様に……

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