問質

 ……


 ……油断、していた……まさかあんな所に転移トラップがあるなんて……。


 一体、此処は……一遍十メートルほどの空間は淡い光が硝子の様な物で出来た白い壁と天井全体から発光している……こんな技術も、魔法も、見た事がない……。

 壁を調べてみたが出入り口の様な物が無く、無論私の細腕じゃ壊す事も出来ない。杖も無いので魔法も上手く発動出来ない。

 何時の間にか装備も全て剝ぎ取られていた……私一人なの? パーティの皆は? ……あの人は?

 

 何も解らず途方に暮れていると、突然……ポツッ、っと水滴が身体に当たった。

 驚いて天井を見上げる……其れはポツッ、ポツッっと、段々勢いが強くなり……ザアアアアアッ! と勢いよく降り注ぐっ!

 室内なのに、雨? 無意識に手で頭を庇うが意味なく、時間にして十数秒程か……私はすっかりずぶ濡れになってしまう。なっ、何こr……


 ピクンッ!


 ……


 ……な、何……か、身体がっ……あ、熱いっ……


 其の瞬間から身体全体が段々と火照り出し、私はその場に縮こまる……とっ、特に……露出した……乳房や、尻……そ、そして……あっ、アソコが……。

 な、何なの……こっ、こんな……私は我慢……出来ず床の水溜りの上……に座り込むと……あっ、アソコに水が触れて……


 ビクンッ!


 いっ、あっ、あああああっっっっっ!!


 その刺激を切欠に火照り……快楽が津波の様に私を襲った! もっ、もうっ! 私は我慢出来ずに、周りの事など何も考えられずっ!!


 クチャッ、クチャッ!


 ビクッ、ビクビクッ!!


 だっ駄目っ、こっ、こんなのっ!! だっ、駄目なのにっ、あっまたっ、あっ、あああああっっっっっ!!!!!


 ……


 ……ドウシテ、ダメナノ?


 びくっ! 何時の間にか、あの人が……私の目の前に立っていた……衣服も何も付けずその美しい肢体を私に魅せ……

 彼女は私を…… 一心不乱に胸とアソコをいぢっていた両手を抑えつつ……床に押し倒すっ!


 は、離してっ! か、彼女がどうして……かっ、考えられない……


 ……ねえ、教えて……ドウシテ、ダメナノ?


 あっ…… あっ……どうして……こ、こんなの……恥ずかし……でも……は、早く……あ、アソコを……


 ……恥ずかしい事は、ないわ……自然な事だもの……でも、一人でなんかしないでも……ワタシがいるのに……ワタシの事、嫌い? 汚らわしい性奴隷とじゃ、嫌?


 そ、そんな事……貴方は凄く……綺麗だし、胸も大きくて……羨ましいし…… で、でも……貴方は女で、私……ワタシも……


 女だから、いけないの? ……どうして? やはり男との方がいいの?


 お、男なんて……下品で、野蛮で……こっ、股間にもあんな……け、汚らわしい……


 じゃあ……ワタシは?


 あ、貴方は……女で……


 だから、どうして? ……ほら、こういう風に……


 ……クチュッ!


 んあああああっっっっっ!!


 女同士、気持ちいい所も知ってるし……


 ……チュッ……


 ん……んんっ……ぷはぁっ……


 こういう風に、優しくキスも出来るわ……あなたが傷付かないように、ゆっくりと……


 ……


 も……もう何も……考えられない……な、何で……どうして……おんなのひととなんて……なんで……だめなんだっけ……


 ……


 ……そろそろ、時間ね……また今度にしましょう……じゃ、最後に……


 ……くちゃぁっ!!


 いっ、あっ、あひいぃあああっ、んあっ、あっ、ああああああああああああああああああああああああっっっっっっっっ!!!!!


 ……


 ……


 ……きて……起きて……


 ……えっ?


 ……気が付くと、私は倒れていた、らしい……パーティメンバーの心配そうな顔と、私を解放する、あの人……反射的に避けようとするが、身体はまだ動かず……モンスターの睡眠呪文を喰らって、ほんの十数分程昏倒していたらしい。


 ……勿論衣服も来てるし……胸もアソコも濡れている様子はない……


 ほ、本当に……あ、あれは、夢、だったの……?


 ……夢? と聞いてくる彼女……其の顔は少しも悪意を感じる事はなく……


 いっ、いえ、何でもありません……かっ、介抱してくれてありがとう、といって、私は……起き上がれる様になるまで彼女の胸に甘えた。

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