第二話 「もはや無双かもしれない」

もしかして、、、、現世でも魔法が使える!! ん? でもどういう原理で、、、ってこの際忘れよう。とにかく、この世界でも俺は怯えることなくハッピーライフを送れるんだな! しかも世界を救うことができる。「やりたい放題だーーーー!」嬉しさのあまりに俺は街の中を走った。

「はっ!その前に」周りの人に変に思われないよう、耳を人間の耳に似せた。人間関係も大事だし。 あ、お菓子買うの忘れた!早くいこ。デパートにて、俺はカゴに大量のスナックがしを詰めた。特にお気に入りはボッキーと柿ピーというお菓子だ。あっちでもなんとか再現してみたが、なかなかできなかった。 次に日用品のコーナーへ。特にないので電化製品へ。今頃はもうWi-Fiが繋がらないかもしれないから、自家用を買っておこう。あとはスマホだな。今のスマホは古すぎる。にしても10年のあいだでだいぶ進化したなぁ〜。んーどれにしようか。迷うがやはり最新にするべきか。ということで俺は青色のスマホを手にした。「よしコレでおkだ。」

転移魔法を使い、俺は自宅に戻った。「まずはスマホ充電するか。」コンセントを刺し、スマホを充電させたがなかなか動かない「、、、、、、。」 「自家用発電機買うの忘れたぁぁぁぁあ」

出る前に電気繋ぐか確認して置いたのにっ! また行くのか、、、、

なんだかんだありつつも、やっと欲しいものが揃った。「発電機よし。スマホよし。おやつよし。ネット環境よし。コレでできたぞ!」 テーブルには数々のお菓子、そしてスマホが置いてある。俺は異世界アニメ鑑賞をするのだ。うんうんさいこー! サイコーすぎる。

一時間後。「俺、何か忘れてないか、、、なんか重大すぎることを。」

「なんでゾンビがこの世界にいるんだー!!!!」 いや今かよ!それ気にし始めたの今かよ!!

賢者だからといって油断は禁物、、、、覚えとこっ

まあとりあえず、どうしてこうなったのか考えてみよう。まずは鑑定してみよう。まず道に

ある飛血を手に取り解析をした。結果は普通のゾンビで知能も能力の何もない。異世界のゾンビとは匹敵しないので、俺が現世に帰る時に巻き込まれた可能性はない。じゃあどっかの闇研究所が開発したとか?でもその可能性は十分高い。生存者に聞くといいかも。まあそれは今日じゃなくてもいいか。とりあえずゾンビの様子を観察しよう。 ポリポリポリ。俺はポテチを食べながらベランダから眺めていた。このゾンビたちは壁などを乗り越えることができないらしい。それぐらい知能数が低い訳だ。「ん! あれは、、、」ある集団の中の一人だけ何かがおかしい。とても凶暴的に見える。爪はとても鋭く、歯はとてもゴツい。変種のゾンビなのだろうか。 メモメモ、、、

まあとりあえずはここまでにしよう。見てても気分悪いし。俺はスマホに目を戻し、一人でアニメ鑑賞の続きをした。

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