第4話 紅竜
赤鬼、紫影、そして陽光の三人はサクランボの里を目指していた。
道中、傷つき疲れ切ったサクランボとイチゴの住人たちに遭遇し、赤蜘蛛率いるバーミンズの襲撃とその後の苦境について聞かされる。
住人たちは城の建設や果実の強制栽培の奴隷労働を強いられているという。
この話を聞いた陽光は怒りを爆発させ、直ちにバーミンズに立ち向かおうとするが、赤鬼によって抑えられる。
赤鬼は冷静さを保ちつつ、赤蜘蛛の詳細や協力してくれる里の存在について住人たちに尋ねた。
住人たちからは、山奥深くに勇敢な戦士たちが住む「龍の里」があるが、外部との交流はほとんどないという情報が得られた。
赤鬼は龍の里を訪れることを提案する。
紫影は即座に賛同し、当初反対していた陽光も最終的には彼らの決断に従うことにした。
最後に、陽光はサクランボとイチゴの住人たちに安全な場所としてオレンジの里へ避難するよう勧め、彼らと別れた。
山奥深くへと足を進めていった。
深く進むにつれ、周りの景色が一変していった。
荒れ果てた木々や戦いの跡が増え、その木々はドラゴンフルーツの木であることが分かった。
バーミンズとの遭遇と戦闘を経て進んでいくと
やがて、高い防壁に囲まれた里が彼らの前に現れた。
彼らを迎えたのは、見張りの住人で、「止まれ、何者だ?」と厳しく問いかけた。
赤鬼は落ち着いて、「ここが龍の里か?」と尋ねた。
見張りは、「そうだ、ここは龍の里、ドラゴンフルーツの里だ」と答えた。
赤鬼はここに至るまでの経緯を説明し、里の長に会いたいと頼んだ。
やがて、赤鬼たちは龍の里の長の元へと案内された。
赤鬼はそこで、彼らがこの地へやってきた真意を率直に話し始めた。
彼は、彼らの旅路で遭遇したバーミンズによる脅威を詳細に説明し、これらの危機に対抗するためには互いの力を合わせて戦う必要があると強調した。
この話を聞いた里の長は、深くうなずいた。
里の長は、紅竜と呼ばれる若者を呼び寄せた。
紅竜は里の中でも特に強力な戦士の一人だった
里の長は、紅竜を赤鬼たちのもとに同行させバーミンズから各地の里を救う任務を託した。
赤鬼はこの新たな同志の加わることを歓迎し、改めて自らと紫影、陽光を紹介した。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます