ア行のルース

第1話 〚アイ〜アウ〛

〚アイアゲート〛


 化学式はSiO₂。モース硬度は7。


 詳細は“天眼石”の項目を参照。



◇◇◇



〚アイアンオパール〛


 化学式は不明。モース硬度は6前後。


 現時点では未所持のため、詳細は入手後に加筆する。



◇◇◇



〚アイオライト〛


 化学式は不明。モース硬度は7~7.5。


 現時点では未所持のため、詳細は入手後に加筆する。



◇◇◇



〚アイオライトサンストーン〛


 化学式は不明。モース硬度は7。


 サンストーンという名前だが、まるで星のまたたく夜空をくり抜いたような見た目をしている。ちなみにこの効果は、“アベンチュレッセンス”という。


 相場は高め、流通量も少ない。にもかかわらず、個体差が大きい。したがって、目に留まったルースは手に入れるが吉。



 現時点では1つ所持している。2.14ct、マーキスカットのものだ。一見するとラピスラズリのようだが、傾けると、グリッターを散りばめたような輝きが見られる。また、光にかざすと透明なのが分かる。


 今のところ加工目処は立っていないが、ゆくゆくはペンダントになるだろう。



◇◇◇



〚アイドクレース〛


 化学式は不明。モース硬度は6.5程度。


 現時点では未所持のため、詳細は入手後に加筆する。



◇◇◇



〚アウイナイト〛


 化学式は(Na,Ca)₄₋₈Al₆Si₆(O,S)₂₄(SO₄,Cl)₁₋₂。モース硬度は5.5~6。



 アホみたいに高い。簡単には手が出せないくらい高い。具体的に言うと、直径1mmあるかないかのサイズで安くて1000円。だがそのサイズでも存在感のある、目の覚める鮮やかなブルーカラーを放つ。


 流通量は少なく、たまに見かける程度の出回り具合。加えて認知度は低いはずだが、ミネラルマルシェでは関係ない。質の高いものはすぐに売り切れてしまうため、狙うならマルシェ初日に行くことをオススメする。



 現時点では1つ所持している。0.01ct、ラウンドブリリアントカットのものだ。ソーティングは付いていないが、ドイツ産の表記がされている。


 青い宝石は数あれど、アウイナイトにしか出せない色を放っている。例えるなら、「洞窟内に溜まった水が、光を受け輝いている瞬間」を切り取ったような色である。


 希少石かつ脆いため、今のところ加工する予定はない。この石ばかりは、最後まで鑑賞用になるだろつ。

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