第6話

それから、俺は夏さんと手紙の交換を続けた。

お陰様で好きな食べ物とか、海外で会ったことを教えてもらった。夏さんが本当はバスケが好きなのも分かった。


やっぱり、お話をしたかったんだよ。


「ねぇ、優君」


「どうしたの??春さん?」


「夏さんと何か手紙交換しているようだけど、どんなこと交換してるの?」


「趣味とか?好きなこととかお互いの思い出とかだよ」


もしかして、春さんも、流石、元・・・いや復帰したクラスのアイドルだ


「・・・ずるい。(ボソッ)」


「え、何か言った?」


「な、なんでもない!!」


どうかしたんだろうか??

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