第7話 ぼくは花の名前を知らない

道端に咲いている花はそっとしておこう

花屋に並んでいる花はきっと家庭の事情があるのだろう

興味はあるが

声を掛けられれば勇んで行くが

あまりそういうことがないので

今日も喫茶店で、

聞き耳を立てている。

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