第10話

「ここはワシのしまじゃあ。お前らは出て行け」

「なにか証拠はありますか」

「証拠」

「そう胡椒です」

「こしょう」

「宋祥子です」

「どっちでもええわい、どっちもない」

「それではアナタのしまであるということは

照明できないわけですね」

「ま、まあ」

「わたしは鯨です」

「ホウホウ」

「だからここに住む権利があります」

「なぜゆえに」

「マウンテンゴリラだからです」

「なるほど」

「わたしはステゴザウルスなのです」

「ホウホウ」

「わたしは野に咲く花なのです」

「きれいにきたな」

「だからおぉ♪(ノ)’∀`(ヾ)御影サンショウウオなのです」

「なんやわからん」

「だから天然記念物なのです」

「なんとなくわかる」

「ともかく大切にしてください」

ズバッ‼

「惨殺」

「大切にしてください」

「んなんで死なへんえん」

「ボクは不死身なのです」

ドスッ‼

「死んだか」

「この洗剤をどうぞ」

「わっ、びっくりしたああああーっ」

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