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凜鷹
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僕らは日々、コンテンツに溺れる。
何を求めているのかすら忘れ、
忘れ、
忘れさせられ。
何が何かわからなくなるように錯覚させられ。
加害者は彼奴だと文句を言ふ。
けれど加害者は自身であり、被害者も自身であり。
渦に呑まれ、この気持ちは亡き者になる。
本を紙で読もうと、電子的に読もうと。
もういいじゃないか。
彼奴がムカつこうと、羨ましいかろうと。
もう、いいじゃないか。
自分を傷つけまいと、自傷したかろうと。
もう、いいんじゃないか?
あなたは何があろうとあなただ。
わたしは何があろうとわたしだ。
決して、決してわたしは私ではない。
全ては変換できることのないモノ。
争いたいなら止めやしないさ。
けれど僕ワ、何もうまないと思うけれどね。
なぜあなたの考えを認めさせる必要がある?
なぜあなたの考えは絶対的に正しいのか?
納得がいかないから?大衆がそれを信じてやまないから?
いいんじゃないのか?内に秘めたままで。
いいんじゃないのか?攻撃しないで。
わかりあうことは容易いことではないかもしれないけれど。
対立は免れないもの。それは受け止めるしかない。
自分が「それ」は違うと思うんだったら否定せずに問うてみればいいじゃないか。
自分が「これ」は違うと思うんだったら否定せずに鞍替えすればいいじゃないか。
いろんな正義があるけれど、どれが正しいかなんてわかりゃしない。
いろんなことが僕たちに降りかかる。
傘をさして避けるもよし。
同志を探して雨の中を共に進むもよし。
独り、挑むもよし。
いいじゃないか。もう。
数学みたく僕らの人生に答へは無いし、あってはならない。
あなたがいつか振り返った時に、
「あぁ、これでよかったんだ」
って思える人生を歩むのがいいんじゃないか?
今更舵をきっても間に合わないと嘆く人もいるかもしれない。
あなたがその「嘆き」を求めるのであればいいんじゃないか?
わたしはあなた方の行動や考えを是非はしない。
ただ、美術館のように、
「この人はこういう生き方をするんだな」と独り思ふだけだ。
さて、あなたの作品をみせてはくれんかね?
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