蛇
双葉紫明
第1話
夏生まれの彼女は、もうじき12歳になる。
ちいさいけれど活発で聡明な彼女は、学校でも人気者だった。
わたしは柚乃。
お山の村の小学校6年生なんだよ。
可愛くて優しい大好きなママと、お兄ちゃんと妹と暮らしてるんだ。
パパは時々しか帰って来ないし、ヘンテコだけど面白くて、ほんとは優しいの知ってる。
お金はないけど、楽しい家族だよ。
でも、ママに怒られるのはもううんざり。
いくらわたしがしっかりものだからって、お兄ちゃんも妹もだらしないのに。
疲れた時は、ちょっとわがまましたり、わたしだってイヤイヤしても良いじゃん?
パパがママをニコニコさせてくれる時は助かります。
そんな時、幸せだなって思うの。
あ、友達が呼んでる。
それじゃ、またね。
今のおはなしは、絶対ナイショにしてね!
絶対だよ!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます