魔物辞典

魔物の説明

スライム

水饅頭のような外見、どこにでもいる最底辺魔物。森の分解者、あらゆる有機物を分解吸収する大変便利な存在。人に襲い掛かるような攻撃性はなく、安全な益獣としてトイレで飼育していたりする。


ビッグワーム

蛇みたいな極太のミミズ、森の落ち葉の下なんかにいる魔物、条件次第では大人の腕くらいに太く大きくなることもあるが基本無害。スライムと同じ森のお掃除屋さん。食用可能であるがクサヤの干物の様に独特のにおいがある。貧乏冒険者の非常食、一般的な庶民はまず食べない。貧困にあえぐ寒村の住民も食べないくらいである。


ホーンラビット

森の悪魔と呼ばれる脅威度の高い魔物。頭部に鋭い角を持ち、敵性生物に対し一斉に突撃攻撃をする。そのスピードは弾丸のごとし、薄い鉄板くらいなら簡単に貫通する。基本的に集団で行動するため、その波状攻撃は驚異の一言。成りたて冒険者はが引退を決意する最大の原因と言われている。


ビッグラット

都心部の下水道で目撃される魔物。体長は五十センチから六十センチほど、前歯は鋭く子供が襲われると言った被害報告もある。動きが素早く毒餌などで駆除する事が推奨されている。


キャタピラー

草原に住む最下層魔物、敵が近付くと口元より糸繊維(攻撃糸)を吐き出す。

また獲物を捕まえる為に粘着性のある糸繊維(収縮糸)を使った罠を仕掛けたりもする。草食寄りの雑食性。


グラスウルフ

草原狼、基本群れで行動しリーダーの号令で狩りを行う。三体から多いと十体近くの個体が共に行動する。あまりしたれてはいないが風属性魔力に適性がある。(ケビン発見)


フォレストウルフ

森狼、フレストウルフより兄元がスマートで持久力より俊敏性、機動性に長けている。森の木々の合間を縫って素早く進む。


シャドーウルフ

見た目はフォレストウルフに似ている。体格はそれよりもやや大きい。影に潜み獲物を待ち伏せしたり、獲物を影に引き摺り込んで食事したりする。影魔法の適性アリ。(ケビンが特訓したら上手く行った)

機動力が高く木々を跳ねまわる立体機動を得意とする。俊敏。


ブラックウルフ

ウルフ種でも最強格と呼ばれる魔物。魔の森や草原、大森林と広く分布するが、基本的に魔力の多い土地のものの方が強い。群れで行動し、その連携力は格上の魔物も狩りとるほど。身体の大きさは魔力の多い土地のものの方が大きく、大森林深層部には体長三メートルほどの個体がゴロゴロいる。


ビッグクロー

大ガラス羽を広げると二メートルほどもあり、子供くらいなら軽く持ち上げる。肉食の飛行魔物だが人を襲う事はあまりない。キャタビラーやホーンラビット、時にはグラスウルフなどを狩って食べる。


トレント

樹木の魔物、要は動く木。栄養は根から吸収するテリトリー内に入り込んだ獲物を蔦や枝、根っこなどを使い狩った後、根から栄養を吸い取る為、トレントの周りには魔物の骨などが転がっている事が多い。


マッドトレント

通称“人食い”。その身体から特殊な臭いを発し、周囲に魔物を寄せ付けない安全地帯を作りだし、やって来た人間を仕留める。人食い特化の魔物。

その特徴から見つけ次第高ランク冒険者に狩られるため、個体数はさほど多くない。

貴族が好む貴重な素材。


ボア

猪の魔物。気性が荒い。


マッドボア

大型のイノシシの魔物、気性が荒く攻撃性が強い。環境によっては三メートル近くまで成長する事もある。


ゴブリン

五歳から六歳くらいの子供の大きさくらいの人型魔物。鋭く太い爪と尖った耳、ギザギザの前歯が特徴。匂いが強く肉質は固くてまずい。その死骸も最下層魔物のスライムかビッグワームくらいしか食べないとされる。

食欲旺盛で凶暴、多少知恵が働く。

進化した個体にゴブリンリーダー・ゴブリンソルジャー・ゴブリンメイジ・ゴブリンマジシャン・ホブゴブリン・ゴブリンアーチャー・ゴブリンジェネラル・ゴブリンキング・ゴブリンエンペラーなどがいると言われている。

進化個体は知恵も回り体力もある止めほぼ別物と言える。

過去ゴブリンキングやゴブリンエンペラーに率いられた無数のゴブリンに国や地域が滅ぼされたと言う記録もある。 


オーク

二足歩行の豚顔の魔物。肉質は程よく引き締まり弾力があって美味しい。銀級冒険者の登竜門と呼ばれる魔物。

集団での狩りを行い、進化個体にオークソルジャーやオークジェネラル、オークキングなどが知られている。オークソルジャーまでは結構頭が悪い事で知られている。

率いる者によって強さが異なる。集団生活を行い集落を作る。

農作業を行ったり石工が家を作ったり、鍛冶を行う個体が現れる事もある。

オークキングの率いる集団に国が滅ぼされた事もある。オークキングの睾丸は子作りの妙薬の素材である。

オークの魔王の話は有名。


オーガ

鬼系の最強魔物。その身体能力もさることながら、丈夫な皮膚は鈍らな剣では傷一つ付けられないと言われている。オーガの咆哮は一鳴きで大隊を行動不能に落としたとさえ言われている。


ミノタウロス

牛の顔をした魔物。三メートル以上はある大きな体躯と背筋力から繰り出される棍棒の一撃は、重装騎士だろうが吹き飛ばす。絶対的暴力の化身。

その皮は滑らかでありながら丈夫であり、貴族や高位冒険者に装備素材として珍重されている。


フォレストビー

森に住む四~五センチほどの大きさの蜂。美味しい蜂蜜を集めてくれる蜜蜂。一応魔物。


キラービー

四十~五十センチほどの蜂の魔物基本肉食だが子育ての為に蜜も集める。強い毒性のある針を持ち、並の魔物では対抗できない。

ワイルドベアが天敵。


ジャイアントフォレストビー

四十~五十センチほどのミツバチ。王族が欲する程の最高級蜂蜜を集める。

性質は穏やか。神経毒の針を持つ。


レイス

お化けの魔物。人の恨み辛みと闇属性魔力が混ざり合って誕生するのではないかと言われている。個体によって性質は様々。人の精気を吸い取る。<エナジードレイン>とも呼ばれている。


リッチキング

思考し意識を持った魔物。高位魔導士の成れの果てとも言われている。闇属性の各種魔法を得意とする。


リッチエンペラー

殆ど呪いの塊。濃厚な闇属性魔力を纏うエネルギー体。人を依り代とし、更なるパワーアップが可能。勇者でも討伐は困難。


ロックタートル

岩のように硬い大型魔物、個体により大きさはまちまち。動きは鈍いがタフ。討伐は鈍器でひたすら殴るのが定石。雑食。


ホーンタイガー

頭から角の生えた虎。力があり素早い。角は雌に対するアピールではないかと言われている。


レッサードラゴン

でっかいトカゲ。二足歩行したりもする。大森林深層部に沢山生息。


ジャイアントスネーク

でっかい蛇。その身体を活かして獲物を捕らえる。大森林に生息している。


ジャイアントスパイダー

でっかい蜘蛛。基本的に罠を張って獲物を捕らえる。その意図はすばいだーシルクと呼ばれ、魔力を良く通す高級素材として貴族や魔導士などから珍重されている。


フォレストスネーク

でっかい蛇。オークをまるのみに出来る。気配を消す事に長けている。


フォレストディア

大きな角を持つ鹿。突進力が強く高い攻撃力を持つ。木の芽が大好き。


ワイルドベア

蜂蜜大好きなクマ。大きさは三メートルから四メートルほど。皮膚が非常に硬く体毛も丈夫でキラービーの攻撃も物ともしない。非常にタフであり、攻撃力もある。個体にもよるが、金級冒険者でも太刀打ちできない。追い払う事を推奨されている。


ワイバーン

空飛ぶトカゲ。テプラノドンに似てるがもっとごっつい。筋肉質で何で空を飛べるのかが謎。多分魔力の影響と思われる。

その身体は鋼の剣でも切る事が出来ない。討伐には魔鉄製の剣やミスリルの剣が必要と言われている。


エルダードラゴン

最上生物。魔力の海、どうにもならない。飛行可能。知性があり意思の疎通は可能だが、魔力が濃厚過ぎて普通の者ではその前に立つ事すら敵わない。

ドラゴン側が控えてくれれば何とかなる。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る