気になる人物

キャスパー・ダイソン

職業 統率者 魔法適性 火 風

ダイソン侯爵家の長男として生まれる八歳の頃父であり当主シオン・ダイソン侯爵が死亡、家督が叔父であるデギン・ダイソンに移るや厳しい立場に追いやられる。

その後母が叔父と再婚、男児を儲けるもそれを機に命を狙われ出奔、父の死の疑いや自身が狙われた事から叔父デギンに復讐を誓う。

盗賊団<赤鷲>の頭目として頭角を現し、グロリア辺境伯領北西部で畏れられるも志半ばに村人ケビンにより討たれる。

享年十九歳。


アイリス・ダイソン

ダイソン侯爵家長女、三歳年上の兄を慕い何不自由なく育つも、父シオン・ダイソンの死後家庭環境に影が落ちる。その後母がダイソン家を継いだデギン・ダイソンと再婚、男児を出産した年に兄が一部家臣を連れ出奔したとの報が入る。


ライア・ダイソン

シオンダイソンの妻。ダイソン家に嫁ぎ、貴族としては珍しい程の温かく平和な家庭を築くも、当主シオン・ダイソンの死後生活が一変、多くの家臣と子供たちを守る為に亡き夫の弟であるデギン・ダイソンと再婚する。

その後無事男児(ミネリオ・ダイソン)を出産し自身や家族、家臣を守る事が出来たと安堵するも、長男キャスパー・ダイソンの立場が急速に悪化。有効な手段が打てないままキャスパー襲撃とその後の出奔を迎える。

今はただ息子の無事を祈るのみである。


デギン・ダイソン

現ダイソン侯爵家当主、先代の弟。自身よりも劣る先代が当主をする事が許せず、策を用いて亡き者にしその全てを奪い取る。

自身の妻と死別し独り身であった事も、その行動に拍車を掛けたものと思われる。

亡き兄の妻ライアと再婚後嫡子を得ると、邪魔な兄の忘れ形見キャスパーの排除に取り掛かる。


ルドルフ・ヘイド子爵

鑑定士

詳細人物鑑定が出来る実力者(190話参照)


アラン・シルバニア

騎士団所属

エリザベート・シルバニア子爵令嬢(エリザ)の兄。シルバニア子爵家次男。御者として登場。(190話参照)


マルセリオ・サルバドール

領都学園学園長



マケドニアル・フォン・グロリア

グロリア辺境伯家当主。元宰相、オーランド王国の懐刀と呼ばれた傑物。自家の発言力が強くなり過ぎた事を嫌い、自ら引退、以降自領の発展に努める。実務優先、礼節は最低限守るが重要なのはそこではないといったタイプ。


パトリシア・ジョルジュ

ジョルジュ伯爵家長女、マケドニアルの孫娘。魔物に襲われたり婚約破棄を言い渡されたりと、ふんだり蹴ったりのお嬢様。


デイマリア・ジョルジュ

グロリア辺境伯が三女、パトリシアの母。

パトリシアの婚約破棄における夫ジョルジュ伯爵の対応に反発し、娘と共に実家に帰った女傑。自身が第二夫人との政争に負けたのだと理解している。

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