人物
第一章幼少期
マルセル村の人々
ヘンリー家
ヘンリー
職業 剣士 魔法適性 なし
マルセル村の住民、農業で生計を立てる。体格は非常に大きく長男ケビン曰くオーガの魔物そのもの。(第三話)
結婚を機に引退した元金級冒険者であり、<笑うオーガ>と言う二つ名で畏れられていた。元勇者病<真性>。
趣味は武器の収集、その手入れをするとき至福の喜びを得る。
普段は農具の手入れを行っているが気持ちは同じ。
メアリー
職業 給仕 魔法適性 風
ヘンリーの妻。夫を支え家を守る。
やや垂れ目のおっとりした容姿、髪は長く身長は小柄。性格は温厚で柔和、但し怒ると怖い。心配症で嫉妬深い一面も持ち合わせる
オーガ(夫)が直立不動で震える怖さを持つ。
子供(ケビン)にも容赦がない。
夫ヘンリーとの結婚はメアリーから迫ったもの。
ヘンリーは言う「死にたくなければ諦めろ。覚悟を決めた女性に逆らってはいけない」
ケビン
ヘンリー家長男。勇者病仮性重症患者、転生者。七月生まれ
自身が転生者である事に気が付いたのは赤ん坊の頃、当時は“ひゃっほい、魔法だ異世界だ!”とばかりに日がな一日魔力を探し、瞑想を続ける。
ジミー
ヘンリー家次男。三月生まれ。
母親似のアマイマスクと父親似の立派な身体、良い所取りの完璧超人。五歳の頃から剣術を習い始め、一角の剣士を目指している。
トーマス家
トーマス
職業 剣士 魔法適性 なし
判断力、行動力に優れた元銀級冒険者。パーティーメンバーユーゴの結婚を機にパーティーを解散、冒険者を引退し農家になる為、友人ヘンリーの伝手でマルセル村に移り住む。
マリア
職業 剣士 魔法適性 なし
元銀級冒険者、夫トーマスとはパーティーメンバー同士であった。
美しさと可愛らしさを兼ね備えた大人な女性。ケビンの初恋の相手。息子のジェイクを溺愛する。
ジェイク
トーマス家の長男、転生者。四月生まれ
六歳の時、木の枝に引っ掛かったエミリーちゃんのハンカチを取ろうと木に登り、落ちて頭を打った事で前世の記憶が戻る。自身の名前から自分が前世でよく遊んでいたゲーム“ソード オブ ファンタジー”の世界もしくはそれに限りなく近い世界に転生したのだと
それは鑑定のスキルで自身のステータスを確認出来た事で確信に至り、ゲーム開始時点までに能力を上げスタートダッシュを決めることを決心する。
だがその決意もただのでっかいスライム“大福”にボロ負けした事でボッキリ折れ、以降この世界で生き残る為に真剣に修行に取り組む。
「スライムとビッグワームにすら勝てない自分が勇者?鼻で笑えるわ。超恥ずかしい。」
ミランダ家
ミランダ(ミランダ・アルバート)
村の調薬師、金色の髪に白い肌をした凛とした雰囲気の女性。トーマス家に連れられてマルセル村に移り住んだ悲劇の人。調薬師の仕事で底辺法衣貴族である実家の家計を支えるも、顧みられることなく親の踏み台にされそうになる。
当時結婚を誓い合った冒険者ユーゴが不審死を遂げ、お腹の子供の命を危険に晒された為王都を出奔。トーマス達と共にマルセル村に移り住む。(第二十話参照)
エミリー(エミリー・アルバート)
ミランダの一人娘。四月生まれ。
子供の少ないマルセル村で、大好きなジェイクと共にあるために村の剣術指南役のもとに通うけなげな子。村のお兄ちゃんケビンの指導により、“撲殺姫”への道をひた走る。
「ジェイク君、いつまでも一緒だよ♪」
村長一族
ドレイク・マルセル
マルセル村村長、婿養子、元行商人。
でっぷりとした下っ腹、見るからに胡散臭いことこの上ないメタボなオヤジ。
だが手腕は見事の一言。辺境マルセル村から冬の餓死者をなくし、領都商会の行商人やミルガルの街の行商をマルセル村に呼び込む。
監督官様にさり気なく付け届けをし、村の立場を守る苦労人でもある。
シンディー・マルセル
マルセル家の娘でドレイク村長の妻。行商人ドレイク・ブラウンを罠に嵌め無理やり婿にした辣腕家。金級冒険者としての顔も持ち、<血塗れのシンディー>の二つ名と共に恐れらている。
一人息子を実父と共に溺愛するも、彼が五歳の時に“民が私の助けを待っている”とかいう訳の分からないことを言って村から旅立ち、領都を拠点としてグロリア辺境伯領中を回っての冒険者活動に明け暮れる。
村には年に一度帰ってくるか来ないか程度なので、ケビンは彼女の事をよく知らない。
マイケル・マルセル
マルセル家の跡継ぎ。幼少の頃より六歳になるまで甘やかされわがまま放題に育った為か、他者を見下す選民思想の我が儘ドラ息子に育つ。
ドレイク村長が何度も矯正を試みるも、偶に帰ってくるシンディー・マルセルが際限なく甘やかすため全く効果が出ず、そのまま旅立ちの儀(成人)を迎える。
見た目はドレイク村長そっくりのメタボ体系。
マルセル一族
初代村長はグロリア辺境伯領でも最も大森林に近いと言われるこの地に村を開拓した功労者。だがその道程は決して楽なものではなく、辺境の最果ての呼び名の如く多くの犠牲を出しながらも三代目にして村を軌道に乗せる。
ドレイク村長は四代目村長にあたる。
初代はマルセル伯爵家の三男。貴族への復権は、三代目村長及びその娘シンディー・マルセルの悲願でもある。
ボビー師匠
村外れの訓練場に住む元白金級冒険者。村の子供が十歳になるとボビー師匠に剣術を習う仕来たり。風属性の魔法適性あり。“魔纏い”の使い手。
ベネットお婆さん
元裁縫師(第26話参照)
王都で酷い目に合って、マルセル村でこき使われたかわいそうな人。命を繋いでくれたドレイク村長と生きる希望を与えてくれたケビン少年に感謝している。
マルコお爺さん
元魔道具職人。マルセル村を出て王都の工房に勤めるも貴族に呪われた魔道具作りを依頼され拒否、それを切っ掛けに嫌がらせや命の危険に晒されたため家族と共にマルセル村に逃げ帰ったUターン組。息子が二人いるが共にマルセル村を立っている。長男カシム。
セシルお婆さん
元助産師。お貴族様のあれやこれやの秘密を知り過ぎており、命の危険を感じマルセル村に自ら幽閉される。お貴族様の中ではオーランド王国の最果てマルセル村は最悪の幽閉地と認識されている。
アナスタシア・エルファンドラ
隠れ住む森の民ハイエルフ。辺境スルベ村とマルガス村の間のスラム地区に隠れ里を作って住み暮らす。
尖った耳、長い銀髪、シャープな面立ち、すらっとした体形。
変装その一、しわくちゃでふっくりしたお婆様(スラムバージョン)
変装その二、下げ眉毛に一重でやや下がり目、頬にそばかす、くすんだ髪、ボヤッとした感じの村娘。
ザルバ(ガルム男爵家当主ザルバドール・ガルム)
貴族の嫉妬や潰し合いにより王都を追われた元王宮第二騎士団大隊長
亡き妻アマンダの事がいまだに忘れられないでいる純情中年。
ケイト(ケイトリアル・ガルム男爵令嬢)
幼少期は明るく快活であった。その美しい容姿と歌声で“王都に舞い降りた天使”と呼ばれていた。公爵家次男の誕生会で気に入られるも、それに嫉妬した他貴族により喉に呪いの傷を受け言葉が出せなくなる。
日々命を狙われる逃避行、辿り着いたヨーク村での食うに困る極貧生活で感情を失う。基本死んだ目。
モブ子モード
目元は一重で細目、眉はやや上がり眉毛、唇は幸の薄い細唇、髪はくすんだ茶髪のストレートヘア。声はだみ声、低音の魅力。
歌姫モード
煌めく金色の髪、毛先に掛かるウェーブ、二重のパッチリとした目元、可愛らしいぷっくりとした唇。透き通った美しい声音。
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