243 狂気と正気の狭間

おれは昔から

狂気と正気の狭間で

揺れ動いていた

おれを狂っていると

呼ぶ奴もいたし

おれの見た目や

話し方が

全く正常で

普通の人と

ほとんど

変わりがないから

驚かれたこともあった


そんなおれは

昔から

狂気と正気の狭間で

揺れ動いていた

おれが書くモノを

読めば

一目瞭然だ

狂気なのか

正気なのか

自分でも

よく分からない


おれは昔から

狂気と正気の

狭間を揺れ動いていた

昔は自分でも

狂っているのか

正気なのか

よく分からなかった

おれが若い頃は

ちょうどバブルの時代で

社会全体が

狂っていた


おれも昔は

自分は狂っているんじゃ

ないかと

そのことで

ずいぶんと悩んだが

そんな時代も

過ぎ去った


おれは相変わらずの

クソ詩人だが

もう悩んではいない

何もかも

若い頃とは

違うんだ


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