第67話 とんびアタック
写真仲間達と次は何処に行く?との話し合いで「三方五湖方面に写真を写しに行って、若狭ふぐを食べに行って一泊、ついでで時間があったら原発のPR施設を社会見学で計画してみよう」となりました。
若狭湾内の高浜町に宿が取れたので、若狭ふぐのコースで夕食を予約、いつものようにF1さんの運転するマイクロバスで出かけることとなりました。
北陸自動車道を順調に時速80キロで走行中、天気もとても良くて、上空には「とんび」が上昇気流に乗って気持ちよさげに飛んでいる風景を見て、のどかでいいね~などと皆で会話しながら、運転するF1さんを除き、のんびりと「とんび」などを眺めていました。
小生は助手席に乗っていたので、しっかりと「とんび」の飛ぶ姿を目で捉えていたので、マイクロバスに向かって「とんび」が斜め上空からどんどん接近してくるのを確認していました。
これは衝突するコースだと思った瞬間「ドン!」の衝突音とともに一瞬黒つぽい塊がフロントガラスに衝突したのが見えました。
ハンドルを握るF1さんも衝突しそうだと気が付いていたとのことですが、何もすることが出来ないので「フロントガラスが割れなければいいが・・・」とだけ思っていたそうです。
他の写真仲間達も衝突音に驚いていましたが、さっきから見えていた「とんび」が斜め上空から降下して来てフロントガラスに衝突したと状況説明すると、フロントガラスも割れていないし、ちょっと汚れが付いているだけだったので、ホッとしていましたね。
その後は今までに体験した衝突や衝突しそうになった時の話や笑えるような事故?の話で盛り上がりましたので、覚えている体験談を簡潔に書いておきます。
真夜中に車で飯田街道を稲武から平谷に向けて走っていると、道路の先がキラッと光ったのでブレーキをかけて止まったら、道路のど真ん中にニホンジカが2頭じっと立ったまま、こちらを見ていた。どいてくれない鹿を避けて走り出したら、今度はニホンカモシカにも遭遇した。ホント轢かなくてよかったよ。
荷台に建材の石膏ボードを積んだトラック(石膏ボードをロープで固定していなかった)が自分の車の前を走っていたが、緩いカーブで横風を受けたのか石膏ボードがトラックからフワッと浮き上がり、私の車の方に向かって飛んで来て、フロントガラスすれすれを左から右に通過して行った。車間距離を開けていなかったら確実に衝突していましたね。
前を走っていたトラックが加速時に荷崩れを起こし、いくつもの段ボール箱が道路に落ちて、道路に散らばってね。こっちは急ブレーキで停まったけど、トラックは走って行ったゃったから、ぶつからないように踏まないようにゆっくりと避けて通過したんだ、段ボール箱の中身はカップラーメンだったけど撤去か回収をした方がよかったかな?
塩素系のトイレ洗浄剤のボトルを大量に落としていった車がいてね。後続車がボトルを次から次へと踏むものだから道路はベタベタ。歩行者が塩素系のトイレ洗浄剤を浴びていなければいいがなと心配しましたよ。浴びたら服が斑に漂白されちゃいますからね。私も念のため家に帰って直ぐにタイヤや足回りを洗いましたよ。
ダンプがヌルヌルドロドロの粘土質の泥を零しながら何キロも走ってくれてね。
アイスバーンよりも確実に滑るんじゃないかって状態の道路になってしまい、ほんのちょっとした坂でも滑って登れないからダンプが走った場所が全部立往生の車で大渋滞でね。私も周りの立往生の車のせいで中々脱出できず、全く動かない渋滞の中に4時間位はいましたよ。
かなりの過積載状態で鮮魚を運んでいたらしいトラックがカーブで横転してね。横転した拍子に後ろの扉が開いてしまって、道路一面が鮮魚だらけ。貰い事故は防げたけど道をふさがれてしまったので、大渋滞になってね~バックも出来ない。鮮魚とトラックが撤去されるまで、ずーっと車の中で待つことに・・・
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