第50話 暴走トラックの末路
一宮インターチェンジがまだ名古屋高速道路と接続されていなくて、国道の名岐バイパスに出るルートだけだった頃のお話です。
撮影旅行の帰り道、名神高速道路の一宮インターチェンジまで後2キロほどの所を前を走る大型トラックに合わせて時速約80キロメートルで走行していると、1台の暴走トラックがピタツと後ろについたり、退けとばかりにパッシングやクラクションを鳴らしたり、すごい勢いであおり運転をして、我々の乗る車やら周囲の車を抜いて走って行きました。
皆で「危ないやつだったな」とか「何キロ出していたんだろうね」とか「事故を起こさなければいいけどね」とか「ああいった輩は早めに警察に捕まった方が今後のためだよ」とか「巻き添え事故になるとイヤだから、ああいった暴走車には近づかないことだね」って話しながら名神高速道路の一宮インターチェンジの出口を抜けると、一般道路との合流地点に、さっきの暴走トラックが停まっています。
何だろうね~と、じっと暴走トラックを見てみると、一般道路との合流時に事故を起したのか、フロントガラスが割れているではないですか。
皆も「フロントガラス割れてたね」とか「あ~あ事故っちゃったね」とか「この後に事故渋滞しなければいいけどね」とか「罰が当たっちゃったかな」とか好き勝手なことを言いかながらも「F1さん、家にたどり着くまで安全運転でヨロシクネ~」としっかりお願いしていましたよ。
ムチャなあおり運転、暴走運転の代償は高くつきますね。
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