131 楽天家

おれが

悲観的な

人間か

あるいは

楽天的な

人間かと

問われれば

おれは比較的

楽天的な

人間だ


おれが悲観的な

人間だと

感じるとすれば

それは

辛くて

厳しい

現実の壁に

ぶち当たって

悲壮感に

襲われた時だけだ


普段からの

おれは

人前では

よく喋るし

よく笑うし

冗談も

時たま言う


少なくとも

おれのことを

よく知っている人は

おれを悲観的で

ネクラな人間とは

思ってないだろう


おれのことを

明るくて

前向きな

人間だと

傍から見れば

そんな印象を

持つ人が

ほとんどだ


おれは

若い時から

そんな人間だった


おれは決して

いつでも

難しそうな

顔をしていて

口数が少ない

腐れ哲学者の

ような

人間ではない


おれのことを

知っている

人たちは

よく分かっている


おれは悲観的な

人間ではなく

楽天的な

人間だ



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