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目次
128 バカだった若い頃
今から思うと
若い頃の
おれという男は
本当に
バカな男だった
幸いにも
あらゆる誘惑にも
ギリギリのところで
負けたことは
無かったが
いつなんどき
誘惑に
負けて
後悔することに
なっても
おかしくなかった
50歳を超えた
今になって
初めて
大人としての
分別が
多少は
身についたと
思う
それまでは
負けなかったのが
奇跡的な
ことだと
思えるぐらい
いつでも
女ったらしで
だらしがなかった
おれっていう
男は
バカな男で
だらしがない
男だった
50歳を過ぎた
大人になれたと
自分では
そう思う
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