閉じる
表示設定
目次
36 それで終わり
おれがもしも
詩を書くこともなく
ただ単に
英語が話せる程度しか
取り柄がない
男だったら
好きな女が
出来たとしても
女たちから
自分たちの
良いように
遊ばれて
それで終わり
だったろうな
詩を書くことが
無かったら
何の取り柄もなく
女には
やけに優しい男だと
思われて
いくら詩を書いても
世間からは
全く認められずに
終わっていたら
女たちは
今みたいに
おれの方には
振り向いて
くれなかった
人から
尊敬されるような
ことも
無かっただろうな
何にもない
普通の男だと
だっただろうな
ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）
応援したユーザーはいません
応援する
アカウントをお持ちの方はログイン
カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
カクヨムに登録すると作者に思いを届けられます。ぜひ応援してください。
新規ユーザー登録（無料）
カクヨムに登録して、気になる小説の更新を逃さずチェック！
カクヨムに登録して、お気に入り作者の活動を追いかけよう！
応援すると応援コメントも書けます