27 名もなき詩
おれがもしも
詩を書くことが
無かったら
女たちに
夢も希望も
与えることも出来ず
「良い人だけど
ちょっと変わった人ね」と
その一言で
終わっていた
かもしれない
おれがもしも
詩を書くことが
無かったら
おれ自身
夢も希望も
失っていた
おれはもしかすると
発狂していた
かもしれない
おれがもしも
詩を書くことが無く
いくら詩を書いても
それが世間から
認められなかったら
おれはもしかすると
「良い人だけど
ちょっと変わっているわね」と
そう思われて
誰からも
相手にしてもらえずに
孤独のままで
終わっていた
かもしれない
今のおれは
女たちに
夢も希望も
与えることができる
おれが詩を
書くことが
無かったら
こうはいかなかった
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