第2話

春視点



私はずっと、アイドルだった。


生まれた時から・・・生まれる前から決まっていた。



アイドルをしない道なんて無かった。


選べなかった。しないと親に殴られるし、叩かれる。


アイドルなんて全然好きじゃない。


きっとみんなはキラキラしており憧れの存在だったのかも知れない。


でも私にとって小さい頃からアイドルは当たり前の教養であり、義務だ。


ずっと、その世界で私は必死に稼ぎ全て親に取られていた。

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