第7話 魔法

彩陽のことをいろいろ整理できてよかった。はあ、一件落着だー、、、ん?待てよ、結局ここはどこなんだ?


~少し思い出そう。百原賢人は異世界転生をしたが女神には特に何もされていない。よって、異世界のことも今いる場所さえも何もわからないのだ。~


とりあえず、洞窟の中だし、まずは外に出たいな。ただ、ここは異世界だ。ダンジョンっていう可能性もある、、、!ちょっと待てよ。そういえば、手らしきものを切り終えたとき、杖が落ちてきていなかったか?ここが異世界なら、杖を使って魔法とか使えるのかな?少し楽しみだ。

「なあ、そこらへんに杖落ちていないか?」

「うーんっと。見つけた。これ?」

と言い、杖を拾うと同時に彩陽はフリーズしてしまった。

「彩陽?!」

俺はただあたふたすることしかできなかった。


彩陽は少しすると動き始めた。

「うーん?」

「彩陽!大丈夫か?」

「大丈夫。そういや、この杖を拾ったときに、魔法の使い方の情報?みたいのが一気に頭の中に入ってきたの。」

というと、彩陽は壁に向けて火の球を放った。

「ほかにもいろいろ魔法の種類があるみたい。」

と言うと、様々な種類の魔法を放ち始めた。

俺はその様子をボーっと見ることしかできなかった。

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