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  • 第1話への応援コメント

    BL、というよりは少年愛な気もしますが、『源氏物語』にも光源氏が少年(ヒロインのひとりである空蝉の弟、小君)をそばにおく描写があった記憶があります。
    『あさきゆめみし』でそのシーンを見た時はあまり直接的な表現ではなかったので軽く流していましたが、後日解説書を読んで平安時代にはそういう文化があったのだと知り驚きました。

    『源氏物語』は時代をさかのぼりすぎかもしれませんが、昔の同性愛描写は美しいですね。

    作者からの返信

     水涸 木犀様、応援コメントをどうもありがとうございました。
     平安時代の男色家に保元の乱で敗死した”悪左府”こと宇治左大臣の藤原頼長がいたと記憶しています。wikipediaによりますと同好の士は藤原忠雅・藤原為通・藤原公能・藤原隆季・藤原家明・藤原成親・源成雅などの公家そして武士の源義賢(木曽義仲の父)と多彩であり、そういう文化が宮中で広まっていたのかもしれません。
     それは仏教のお稚児さんから派生してきた文化の可能性があります。僧侶と稚児の同性愛は物語の題材にもなっており『稚児物語』というジャンルが成立しているようです。南北朝時代に完成したとされる『秋夜長物語』が、その分野の最高傑作と聞いております。
     前述の藤原頼長は稀代の記録魔で『台記』という詳細な日記を残しているのですが、そこには男色の記述もあるようです。藤原氏の長者であり太政大臣にまで登り詰めながら性格が苛烈すぎて皆に憎まれ死んだ男の記した同性愛描写が一体どのようなものだったか、気になります。美しく繊細な描写が濃厚に綴られているように思えてなりません。小林一茶の日記の如く回数を記しているのかもしれませんね。ジェームス三木『春の歩み』のように評価ランクを付けている可能性もあります。あ、失礼しました。小林一茶とジェームス三木は異性愛の話でした。忘れて下さい。
     そんなわけで(←どんなわけだ)応援コメントを本当にありがとうございました。これにて失礼させていただきます。