フランス革命 簡単解説

山根丸

フランス革命 初期

 さて、今回はフランス革命について見ていきたいと思います。フランス革命ね、市民革命なんかのなかでもトップクラスの重大事件ですよ受験生の皆さんはね、悩むと思いますよ。難しいですもんねなんかややこしい。うん。しかしね、最初っから順序立てて見ていくことによって、フランス革命を理解していきましょう。さあ、革命前のフランスですね。当時の社会構造はアンシャンレジーム、旧制度と呼ばれていました。これは何かというとですね、第一身分第二身分聖職者貴族彼らが特権身分と言われていて、そして第三身分ですね。彼らを支配していたわけです。


 そんな中アベ・シェイエスという人物が「第三身分とはなにか」という本を出したわけです。これがあの民衆の心にね俺たちは立ち上がるべきだみたいなものを芽生えさせました。ちなみにこのアベ・シェイエスさんってのは、日本の安倍さんの安倍じゃなくて、称号ですね聖なるみたいな意味です。セイントとかと同じです。

 

 フランス革命っていうとね、これなんか血の革命みたいなのがイメージされると思うんですけど、最初からそうだったわけじゃないんですね。最初は緩やかに変わっていくわけです。ルイ16世の時代ですね。フランスは大変な大赤字でした。はい。財政状況がやばかった。これ何でかっていうといろいろ理由はあるんですけど、やっぱり大きいのはルイ14世の戦争ですね。特に、スペイン継承戦争。あれが大規模だったんでかなり戦費も使った。他にも延々と戦争している。ルイ十五世の時代もオーストリア継承戦争とかでかなり大変だった。

 

 深刻な財政難だったわけです。なので、財務相にテュルゴーとかネッケルとかそういう人物をね、使って財政を立て直そうとしたんです。彼ら考えたわけです。特権身分に課税しよう、そうすれば物価高騰の対策できるし、税金も集まって財政が立ち直せるはずなんだと、特権身分は当然反発しますよ。それで、テュルゴーとかネッケルできるとかを辞職に追い込むわけです。


 なんだけど、財政難は財政難だから三部会ってものを招集しました。これですね、開催場所はベルサイユです。特権身分の課税を検討する目的で開かれた会議なんですけど、三部会って言葉からわかる通りですね聖職者と貴族と平民。この三身分が集まりました。議決方法を巡って対立しました。特権身分の人たちは、身分ごとに1票にしようって考えた。聖職者、貴族、平民。それぞれ一票ずつの計3票、なんだけど、これだと、2対1だから必ず特権身分が勝つ。だから第三身分は多数決で決めようって言い出した。


 これで、議決方法を巡って対立がおこったわけですね。これの折り合いがつかない。だから、第三身分の議員たちはもうこんなんやってらんねよって、国民議会というものを組織します。これが1789年のことですね。テニスコートの誓いといって、テニスコートで、俺たちは憲法の制定が終わるまで解散しないぞと決意した。国王はこれを承認した。いいんじゃないっつってね。国民議会は承認されたから、憲法制定議会っていう名前を変えて憲法制定に着手し始める。なんだけど保守派貴族はそれを許せないから、武力で議会を弾圧し始めます。


この頃パンの価格が異常な値上がりを起こしました。当時のフランスの通貨、スーというんですけど、日給が30スーくらいって言われた。なんだけど、パンの価格が大体8スーぐらい。つまり、1日一生懸命働いて、パンが3個買えるかどうかみたいな、そういうことになった。これじゃとても生活できないっていうんで、我慢の限界を迎えた国民たちが、圧政の象徴と言われたパリの牢獄を破壊します。これがフランス革命の始まり。避難爆発バスティーユ1789年7月14日、バスティーユ牢獄襲撃事件です。

 

 さあこれに対して、国民議会は封建的特権の一部廃止を議決します。封建的特権ってのは要は特権身分たちが持ってた権利のことですね。領主裁判権と10分の1税の廃止で、封建地代は有償で廃止した。封建地代っていうのは農民は収穫物の一部を領主に納めるこれが封建地代。有償廃止って買い上げですよ。金がかかるんです。だからこれはほぼそのまま残った。

 

 国民議会ですね、人権宣言を8月26日に採択しました。正式名称はね、人間および市民の権利の宣言っていうんですけど、テストに出てきても内容見ればわかるのでそれで、はい。起草者は、ラファイエットです。ラファイエットね、アメリカ独立戦争のときにも名前聞いたかな。自由主義貴族の代表みたいな人ですね。後の革命にも出てくるんで、覚えておいてください。

 この人権宣言のポイントはですね、人間の権利を示したこと。近代市民社会、これの原理を示したことですね。

 近代市民社会って何かっていうと、近代の市民が中心となる社会です。現在もこれですね。示された権利っていうのは、自由と平等と、人民主権、言論の自由、私有財産の不可侵。要は所有権かな。この五つが重要です。はい。

  

 そんなこんなで革命が進む、革命思想というのが流行るんですよ。フランス各地で民兵だとかを組織しており革命やろうじゃないかって話になるなんだけど、大多数の農民は革命を知らないんです。だから、何か知らないけど武装した連中がいっぱいいて怖い。これは貴族が何かやろうとしてるに違いないっつって、貴族を襲撃したりしました。これがいわゆる大恐怖と呼ばれる現象です。

 

 そんな中ですね、1189年人権宣言は出たけど、庶民は相変わらず貧しいんです。それであんまりにも苦しいから、パリの女性たちがですね、ベルサイユに行進します。ベルサイユには何があったかっていうとですね、国王一家がいたんです。彼らをパリへ連行した。これがベルサイユ行進ですね。

 

 はい。その後ですね、度量衡の統一が行われます。度量衡ってわかりますかね。要はあの、メートルとリットルとアールですね。あと行政区画を改革したり、教会財産を没収したり、あとはギルドの廃止ですね、こういうことを行って国を良くしようとした。ちなみにギルドってのは組合です。商品とか職人たちが集まった互助会ですね。


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なんとか読みやすくできないものかと試行錯誤しています。とりあえず話を分割してみました。


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