第54話 秋の夜長 ~大文豪との邂逅

虫の声 猫の声さえ 入らぬも ただ文豪の 声ぞきこゆる


今は亡き 作家の語る 文豪は 今もこの世に 生きしものかな


テープにて 幾星霜の 時を経て 言の葉の主 電子データに


被されし 日本語読まるる 合間には 音楽の如き ドイツの言葉


幸福を 語るはドイツの 大文豪 静寂破る 秋の夜長に


酒飲まず 炭酸水を すすりつつ ヘッセ語りし 幸福を聴く



 








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