2024.04.06

 人の気持ちが考えられない。

 それが私の母親だ。

 愛情も思いやりもある、けれど。

 母にとっては愛よりも思いやりよりもなによりも、事実こそが真実で、正しさこそが正しいのだ。

 母はいつだって自分が世界の中心だ。


 母はを振るう。


 私は母の子だから母と同じように聡い。

 だから私には母の言うことがよく理解できる。


 だけど私は母のようにはなりたくない。

 私は人の心に寄り添って生きていきたいと思う。

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