第4話 電話で…

電話をかけると、彼はいつもの優しい声で、「どうした?」と話しかけてくれました。

「どうしたなんかじゃない、友達から全部聞いたよ。隠さずにきちんと教えてよ」

私は強い口調でそう彼に伝えました。

すると、彼は少し黙ってから、「ごめん」とだけ言いました。

彼の話によると、別れたのは3日前で、いまは私のことが本当に好きなんだと。

私は、今回のことが付き合った日の出来事で混乱していました。

彼に、今までお付き合いしていた方を全て教えてもらった記憶はあります。

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