お人好しの日本人が異世界へ行ったら、無自覚無双の聖者となった話。

ダークファンタジーで残虐描写が多く、読む人を選ぶ作品。
しかし、コミカルでテンポが良いのでサクサク読めます。

日本人らしい感性を持つ人間臭い主人公で、好感が持てます。
主人公に力を授けた女神アストレア様は、善人には慈悲深く、悪人は悪即斬。
信仰によって強くなっていく設定も、聖者らしくて面白い。
ハーレムものですが、崇拝されてドンドン手を出せなくなっていく。

気になる点としては、『治す』の代償が一切ないので、あとで大きなしっぺ返しがくるのではないかと勘繰ってしまいます。