あしもと

今日はそんなに沢山は書けなさそうなので、短歌の連作を載せます。


「あしもと」


まっすぐに立つためだけにつくられた靴下

月のようにまっしろ


草の庭たんぽぽはただのんびりと空を見ている私の横で


すり抜けていく春風のささやきは私の脚にしか聞こえない


靴紐はほどけるたびにこの道で立ち止まるのを許してくれる


いつだって影になりつつ人の身を立ち上がらせている足の裏


明日からは、また日記を書きますね。

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