第51話 国鉄やくもの最終日は、姪の23歳の誕生日

本日は、2024年6月14日。

明日15日の朝の出雲市行やくも1号・1031Mの出雲市到着をもって、

国鉄型振子式特急電車・381系の定期運用が終了する。

よって、国鉄色やくもの最終日は、本日14日の金曜日である。


さて、この日は、私の異父妹の娘である姪の誕生日。

2001年に生まれているので、今年で23歳です。

本来なら、大学を出て就職する年齢ではありますが、

いろいろありまして、福祉施設で生活しております。


23歳の年は、私の学年なら1992年になります。

二部学生でしたから、修業年限最後の5年目でした。

京都大学に行った同級生は、この年NHK入局の年。

このおじさんたち、なんだかんだでがんばっていた。

姪に言わせれば、うらやましい限りの人生ですわな。


あの頃も、381系は走っていました。

今や上りホームとなったあのホームは、当時の下りホーム。

気動車時代よりずっと、あのホームから出発していました。

到着は、現在の吉備線ホーム。当時山陽本線上りのホーム。

電車になったのは、あのおじさんたちが中1の1982年。

そこからもう42年が経過しています。


42年も経つと、当時中1の少年たちは誕生日で55歳に。

姪が23歳なら、彼女の弟の甥は今年で中3。高校受験よ。


かのおじさんたちの片方の母親、電話で馬鹿息子に一言。

**君もあんたも、姪から見れば幸せ極まる人らじゃわ。


それは、否定できません。全面的に肯定あるのみですわ。


ともかくも、かのおじさんたちが中学生の頃から走っていた電車、

今日を限りに、現役を引退します。

今後は多客期にいくらか走る可能性はあるけれども、

おじさんたちの中学生の頃の色の電車は、今日限りです。


あのおじさんたちが子どもの頃から、否、

生まれる前から走っていた色の特急電車は、

23歳になる姪の誕生日という日、ついに走り去っていきます。


ま、しゃあないわ。

これも、時の流れってことよ。

近く、新車の273系やくもに乗って山陰に取材に行こう。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る