第28話 書くに書き、読みに読む。ときどき、詠む。

プロである以上、書くことは仕事である。

仕事とは、日常生活の一部である。

歯を磨いたり飯食ったり風呂入ったりと一緒。

やらんと、なんか、おかしいくらいのものね。


書くためには、材料を用意しないといけない。

料理のための食材をそろえるのと一緒だ。

下ごしらえってのもあったね。

昔の列車食堂の食材を、地上の基地で用意するようなもの。

これも、やらんといずれ材料不足になって商売が上がってしまう。


そして、時々、短歌などを読むのではなく、詠む!

それあたかも、茶室で茶を振舞うが如し。

まさにこれ、一期一会。

その歌は、その日そのときでないと詠まれることなきものなり。


書いて、読んで、詠んで、生きる。

それが、物書きのプロとしての生活リズムなのです。

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