第31話ゴシップを往なす底力!




 大曽根総合研究所の自宅兼社屋の3階のバーは、社員と妻、娘の有栖も出入りフリーになっている。


 これは社員にだけ優遇していると何らかの不具合が生じる恐れががあっての事でだ。

 社員の坂部が女を連れてバーで飲んでいた。


そこは社員フリーの社屋3階のバーにて、坂部の女といっても性別はオカマだ!


 最初からオカマ出入り禁止と、謳って置けば良かったのだが、消灯の為に火元確認をしに来た元妻が、オカマと鉢合わせになり動揺した元妻が、警察に通報した事が、発端と為り社内中坂部がゲイだとのゴシップが駆け巡った!

 居たたまれなくなった坂部は辞表を提出。


 今、国会でキックバックが問題になっているが、坂部ほど潔い男子は今の国会には皆無!

 保身ばかりを取り繕う輩ばかりだ!


と、いう事で社長の俺が、緊急会談を設けて坂部の辞表を破り捨てゴシップを往なした。

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