ピックアップガチャ(固定)スキル持ちの転生TS美少女が行く、激動昭和なお話

葛城2号

プロローグ




 ──前世、というものを明確に認識出来ている人間は、そう多くはないだろう。



 少なくとも、彼女……御年9歳になる『秋山千賀子あきやま・ちかこ』は、身を持ってそれを実感していた。



 どうしてかって、それは……千賀子には、前世の記憶があったからだ。



 思い込みとか、妄想とか、そんなチャチな話じゃない。


 事実として、千賀子には前世の記憶……というより、前世の死因から転生の過程、そこから今に至るまでを含めて、全て記憶していた。


 ちなみに、前世の死因は黒塗りの高級車に跳ね飛ばされての交通事故である。



 運転手は、女神様。



 肉体はもう誰がどう見ても即死な状態であり、加減が難しくて女神パワーで治すのはリスクが高すぎるとのことで、転生することになった。



 ……そう、女神様だ。



 言っておくが、比喩とかそういうのではない。事実として、女神様が運転していた車に轢かれて死んだのだ。



 ……怒らなかったのかって? 



 正直に言わせてもらうならば、怒りの気持ちはあった。思い返せば、そんな気持ちがあったという記憶はある。


 しかし、無理だった。


 どうしてかって、それはもう、実際に対面しないと分からない感覚だろう。


 あまりにも広大な自然を前にして、気を呑まれてしまうように。


 怒りも憎しみも何もかもが一瞬で呑まれてしまい、その時はもう、転生させてくれるだけでもありがたい……そんな気持ちしかなかった。



 ……それに加えて、だ。



 あの時、あの瞬間、本能的に男は理解した。


 眼前の女神の、あまりの強大さを。


 人が踏み潰した蟻のことなど欠片も気に留めていないように、眼前の女神もまた、その気になれば、それが出来るということに。


 そして、同時に、気付いた。


 そんな女神様だが、悪い事をしたと本気で思っていてくれていることに。


 踏み潰した蟻の命を憐れんで、次の機会を与えようとしてくれることに。


 なんと……心優しい女神様なのだろうか。当時の男は、心からそう思った。


 言われずとも、知らされずとも、それに気付いたからこそ……男は、伏して文句を言わず、ありのままに受け入れたのであった。



 ……しかも、だ。



 ただ転生させると記憶その他すべてを失うが、それは違うのではと思った女神様は、なんと記憶を保持したまま転生させてくれるらしい。


 確かに、記憶を失ってしまえばもう、別人だ。


 今の己を保ったままだからこそ意味があるのに、何もかも忘れているとなればもう、それはお詫びではなくなるだろう。


 そのうえ、女神様は……多少なり誤差は生じるが、似たような文明を築いている世界に転生させてくれると言ってくれた。


 これにはもう、男のテンションも上がるというものだ。


 ファンタジーのような世界に憧れが無いといえばウソになるが、身を持ってその世界で生きていきたいかと言えば、そんな事はない。


 ファンタジーは、遠くから眺めているからこそ楽しいのだ。


 あんな、人を主食とする魔物が闊歩するような世界に、現代っ子が生きていけるわけがない。ドラゴンと生身で戦うとか、意味不明過ぎる。


 そして……極めつけは、お詫びの品として、一つだけ能力スキルを与えてくれるとの事だ。



 その能力がどんな代物になるかは不明。



 なんでも、男自身が心から望んでいるモノ、あるいは、心から好きなモノを参考にして、芽生えるモノらしい。


 さすがに、人間がなんとか出せるレベルの能力が限界らしく、女神様レベルはどう足掻いても無理らしいが……正直、+方向に働くならば貰えるだけ有り難い気持ちしかなかった。


 そうして、『くれぐれも悪用するんじゃないぞ』と忠告を受けた後、無事に転生を終え、新たな世界で『女』として生まれ落ちてから、9年。


 6歳の頃に色々と思い出し、突如男だった時の記憶が再インストールされたことによる反動で、ひと騒動となったが、それはもういい。


 色々と……本当に色々と思うところが新たに生じたが、それももういい。たとえ、現在進行形であろうとも、いいのだ。



 ……そんな新たな世界を一言でいえば、『昭和』であった。



 なんというか、前世にてテレビやら何やらで見た『レトロな世界』に居るかのような、そんな世界。


 でも、過去にタイムスリップしたとか、そういう感じではない。


 何故なら微妙に、そう、微妙に地名とか有名人の名前とかが違うのだ。



 たとえば、日本。



 それはこの世界において男が……いや、もう女だ。千賀子が生まれ落ちた国のことだが、実はこれ、『にほん』とは読まない。


 いちおう言っておくが、『にっぽん』でもない。


 正しくは、『にーぽん』である。


 いや、ふざけているのかと怒るのは待ってほしい。


 正直、千賀子にとっても違和感の塊でしかなかったが、本当にこの世界の日本の呼び名は、『にーぽん』なのだ。


 他にも、企業の名前とか、総理大臣の名前とか、一見すると同じように見えても感じが違っていたり、あるいは読み方が異なっていたり……とにかく、微妙に違うわけである。


 おかげで、記憶が戻ってからしばらくの間、千賀子はそりゃあもう舌足らずで言葉を間違えて覚えてしまっている子だと周囲から思われてしまった。



 まあ、その点については仕方がないことだろう。



 実際、客観的に見たら微妙に言い間違えているのは確かだし、やんわり注意されるのも当たり前だと思っているので、特に憤りも怒りも覚えはしなかった。


 6歳の子にそこまで求めるのは……と思われそうだが、結果的にはあまりにも言い間違いが多かったので、むしろその程度で済まされて良かったというのが千賀子の本音であった。



 ……で、だ。



 そんな世界にある日本という国の、都会とも田舎とも判断しづらい場所。


 祖父母と両親、親子で経営する商店の次女として、千賀子は生を受けた。


 まあ、スマホどころか携帯電話すら『なにそれ?』と首を傾げられるような感じだし、テレビだって白黒なのが当たり前なので、判断しろというのが無茶な話か。



 ──さて、話を戻して、最初に戻る。



 前世を思い出してから、約3年。


 今は9歳だが、もうすぐで10歳になる千賀子は今……自宅からほど近い場所にある空き地……の、片隅に置かれた土管の上に座っていた。


 そこは、人通りはあまりないけれども、遮る物がほとんど無いので周囲から丸見えの……千賀子にとってお気に入りの場所だ。


 土管こそ放置されているが、時々資材の運搬&交換などで業者が出入りしているおかげで地面も踏み固められ、雑草も少ないから虫とか出ない。


 日当たりも良く、風通しも良い。さすがに夏場は土管の中でもどうにもならない暑さなので来なくなるが、それでも1人で考え事をする時はちょうど良い場所であった。



 ……自宅ではなくて、どうして外なのかって? 



 それは、家庭の事情だ。


 というのも、この世界の実家は店(色々売っている、万屋みたいな感じ)をやっているのだが、嬉しい事にそれなりに繁盛している。


 繁盛しているということは、人の出入りが激しいということ。人の出入りが激しいということは、その分だけ、接客を始めとして、両親たちは忙しいわけだ。


 そんな時に、自室で大人しくしていると、だ。



 千賀子より2歳年上の兄が、来るのだ。



 スマホが普及している現代とは違い、千賀子が生きている昭和チックなこの世界では、11歳~12歳の子が家業の手伝いをさせられるなんてのは極々当たり前の話。


 まだ9歳である千賀子は免除されているが、10歳の誕生日を迎えた後には、ちょっとずつお手伝いをするよう促されるだろう。



 ……では、千賀子の兄は手伝いをしているのかって? 



 いちおう、してはいる。しかし、傍目にも分かるぐらいに身が入っておらず、隙あらばサボろうとする。


 そう、千賀子の兄は……家族である千賀子が言うのもなんだが、良い子というわけではない。


 少なくとも、家族という贔屓目を抜きに考えれば、間違いなく『糞ガキで悪ガキ』だと千賀子は思っている。


 昭和の時代ならば、かなり多く見られたタイプの子供かもしれない。


 だが、大人としての記憶がある千賀子からすれば、『どういう育て方されたらこんな性悪に育つのか?』と首を傾げるような……話を戻そう。


 とにかく、自室(というほど、プライベートルームではないけど)に居るのはマズイ。


 何故なら、己を理由にしてサボるために兄が来るからで、だから、千賀子は家ではなく、ここへやってきているわけだ。



 ……そうして、1人で空き地にいる千賀子が何をしているのかと言えば、だ。



 それは、転生を果たす前に女神様が話していた、能力スキル)。


 女神すら、どんな能力になるか分からない、千賀子だけの能力……それの確認というか、能力を発動するために、こうしてゆっくり一人になれる場所に来ているわけである。



 ──そして、芽生えた能力を一言でいえば、『ガチャ』であった。



 能力を発動すると、千賀子の眼前にルーレットが出現する。というか、千賀子の眼前に今、ソレが音も無く出現している。


 ルーレットの上部には、ミニチュアサイズの女神様が立っており、ルーレットの回転に合わせて走ってくれる、洒落たデザインとなっている。


 効果は見た目通り、『ルーレットの針が指し示した場所に書かれた効果を得られる』というものだ。



 得られる効果の種類や総数は不明。


 ただし、効果にはランクが定められているようで、現時点で確認出来ているランクは、『N』、『R』、『SR』、『SSR』、の四つ。



『N』……Normalの略。


 一番低ランクであり、得られる効果も時間制限のうえに微々たるモノしかない。少なくとも、これまで一度として永続効果のある当たりが『N』で出たことは無い。



『R』……Rareの略。


 レアとは言いつつも、『N』に毛が生えた程度の効果が多い。ただし、中には個人的に『SR』に匹敵する有益なモノもあるので油断は出来ない。



『SR』……Super Rareの略。


 ここらへんになると、『R』とは違って永続的な効果をもたらす当たりが増える。まあ、永続的に続くとは言っても微々たる違いなので、塵も積もれば、だ。



『SSR』……Super Special Rareの略。


 今のところ、一度だけしか当たった事が無い。これに関してはサンプルが少なすぎて傾向を予測する事も出来ないので、何とも評価のしようがないところだ。



 いちおう、これがガチャルーレットの当たりの内容である。



 当たった効果の猶予期間は7日間であり、それを過ぎると無効扱いされ、消失してしまう。なので、使えるやつはすぐに使うのが基本である。


 ……とりあえず、デバフに当たるようなモノはまだ見ていないし、命を縮めるような事は起こらないとは思う。


 最大で一度に10回分回すことが可能。最大数で回した場合に限り、最後の1回が『SR確定』となる。


 どうにも回りくどい能力だが、要は、現代では御馴染みのスマホゲームの10連ガチャである。


 得られる効果は、実際に当たって内容が公開されるまで分からない。一度出現させたルーレットは、回さなければ消えない。


 つまり、出した以上は回せ、回せないなら能力すら発動しない……というわけだ。


 それと、能力が発動している時のエフェクトというか、ルーレットその他諸々は、他人からは見えない仕様となっている。


 傍からは、ボケーッと呆けているように見えるだけである。



 ……とはいえ、ソレが他人から見えないにしても、土管の中で隠れてやらないのかって? 



 それは、考えが甘いというやつだ。


 1人に一つのスマホが当たり前な現代シティなボーイには想像付かないかもしれないが、外に放置されている土管の中というのはけっこう汚いのだ。


 外側が綺麗かと言えばそんなわけもないが、雨に晒されて多少なり汚れが落ちる外側に比べて、一度汚れたら掃除しない限り汚れっぱなしの中の方が、千賀子にとっては……また脱線したので、話を戻そう。



「……いざ、南無三!」 



 とにかく、千賀子が1人で居る理由は、このルーレットという名のガチャを回すため。


 祈りを込めて念じれば、なにやら軽快な音楽が流れ始めると共にミニチュア女神様が走り出せば、ルーレットもまた、それに合わせて回転を始める。


 言っておくが、この軽快な音楽は千賀子にしか聞こえない。だから、余計に傍からはボケーッと呆けているように見えるわけだが……まあいい。


 ちなみに、この能力は発動した時点で、自動的に最後まで進む。止める事は出来ないし、持っているガチャコインを全て使用される。


 で、ガチャコインとは、その名の通り、このルーレットを回すために必要となる専用コインで、コインを得られる方法は幾つかある。



 まず、一日一回、毎朝5時に1枚追加される。これは寝ても覚めても自動的に追加されるコインだ。


 次に、『日替わりで頭の中に表示されるミッション』の中にある、『デイリークエスト』をクリアすることによって、追加のコインを得ることが出来る。


 あとは……詳細が一切分からない、『シークレットミッション』。これは、内容はおろかヒントも一切無いので、知らぬ間に達成する類のミッションである。


 ……で、コインの実物を確認することは出来ず、念じれば頭の中に残存枚数がポッと浮かび上がる仕様となっている。


 上限は、30枚。


 超過した分は回収できない。なので、千賀子は最低でもSRが一回確定している10連ガチャを定期的に回すことで超過を防いで……っと。



「──っ! ひゅ~……!!!」



 ルーレットを眺めていた千賀子は、思わず……9歳の子が浮かべてはいけない類の笑顔を見せた。


 いったいどうして……それは、確定SRとは別に、『R』と『SR』が一つずつ当たったからである。


 というのも、この女神様より与えられたルーレットガチャ……『R』でもかなり有益ではあるのだが、とにかく確率が渋いのだ。


 10連ガチャにて、確定以外は全て『N』が当たり前。


 確定以外で『R』が出たらテンション上がりまくり、『SR』とか出たらもう、脳内麻薬ビンビン状態である。


 なにせ、運が良ければ、何もしなくても永続的な恩恵を得られるのが確定したのだ。これでテンションが上がらない方が、頭おかしいレベルだろう。



 ……で、だ。



 一つ、また一つ。



『N:1分間だけ、ちょっとだけ速く走れる』とか。


『N:10秒間だけ、平泳ぎが上手になる』とか。


『N:5分間だけ、上手な字が書ける』とか。



 『N』であっても嬉しいは嬉しいけど、使い所が非常に限定的なので、正直に言わせて貰えば微妙な感じだ。


 一度使ったら無くなるし、7日間の期限があるから、余計に。


 まあ、『N』の中にも当たりだと思えるモノもあるから、馬鹿には出来ないけど……で、だ。



「──ヨシッ!」



 そわそわしながら、当たった『R』を確認した千賀子は……思わず、グッとガッツポーズをした。



『R:温かいお風呂にしっかり入って身体を綺麗にした状態になる』



 どうしてか……それは、千賀子にとって毎日でも欲しい恩恵であったからだ。


 これはまあ、千賀子が入浴を嫌っているからではない。


 単純に、昭和の時代はまだそこまでインフラが発達しておらず、客商売をする千賀子の家であっても、毎日は風呂に入れないからだ。


 せいぜい、週に3回。


 それも、前世のようにたっぷり頭からシャワーを浴びて、シャンプーなどで汚れを落とし、肩まで湯に浸かるといった感じではない。


 だいたいは祖父母か父親(時々、母が先になる)が一番綺麗なお湯を使い、そこから年齢順になるわけだが……ぶっちゃけ、最後の方はお湯も少ないし温いので、入った気がしないのだ。


 おまけに、シャンプーもあるにはあるのだが、スマホ当たり前時代に比べて質が悪いように思え……というか、おそらく質は悪い。


 もちろん、昭和の基準で言えば十分なのだろうが、比較対象がある彼女からすれば、う~ん……と悩んでしまうようなレベルであった。



「──ん? ん~……また、これか……」



 さて、早速手に入れた『R』を使用し、身綺麗になった千賀子のテンションは上々。


 実際に風呂に入ったわけではないが、前世では毎日風呂に入るのが当たり前な環境だったからこそ、その爽快感は確かなモノだった。


 そして、いよいよ本命の『SR』を……とワクワクしながら、内容を確認した千賀子だが、そのワクワクはそこで終わってしまった。



『SR:すべすべ+1』


『SR:うつくしさ+1』



 何故ならば、別に得た『SR』も、確定SRも、内容が同じかつソレであったからだ。


 と、同時に、どうして千賀子が、また、と零したのか……それは、役目を果たして今にも消えようとしている、ガチャルーレットに答えがあった。




 ──『魅力系ピックアップガチャ!!』──




 そう、コレだ。


 様々な恩恵を得られる、このガチャだが……実は、確定SRもそうだが、基本的に当たりが魅力に関する事柄ばかりなのである。


 もちろん、あくまでもピックアップされているだけなので、それ以外が当たる事はある。実際、過去にも何度か当たっている。


 しかし、ピックアップされているだけあって、その割合は少ない。体感的には10回確定SRをやれば、5回は魅力系が当たる感じだろうか。


 加えて、このピックアップガチャ……今まで、一度としてピックアップが変更された事はなく、また、当たるのは良いのだが、その効果がいまいち分かり難いのだ。


 すべすべ、だとか、うつくしさ、だとか、何となく言わんとしている事は伝わるのだが……それだけだ。



 正直、何がどう変わったのか、その実感は全く無い。



 自宅の鏡に映るのは、見慣れた……まあ、不細工ではないだろうなと思える程度の顔だ。ぶっちゃけ、クラスに居るよね、こんな子……という感想しかない。


 なので、いちおう毎回鏡で念入りに確認をしているが……気分は、ボーダー紅白カラーの眼鏡の男を探しているような……とまあ、うん。



「……10回分のお風呂か、身体能力が上がる系の方が良かったな」



 思わず零したため息……なんにせよ、結果が出た以上、取り返しもやり直しも出来ない。


 結果だけを見れば+に働いているのだから、不満を持つのは強欲でしかない。



 けれども、今は昭和だ。



 この世界が、前世の昭和と同じように進むかは不明だが、平穏無事に平成を迎えられる保証なんて無い。


 なにせ、昭和は色々あった。高度経済成長やら何やらで、そりゃもう、激動と言ってもよい時代であった。


 それに、警察が動くような事件も現代に比べて圧倒的に多い時代……己の平穏のためにも、少しでも身を守る恩恵が得られたらと願うのは、ある意味当然の事であった。



 ──さて、またデイリークエストを頑張ってガチャコインを溜めるか。



 でも、当たらなかった以上は、落ち込んだところで仕方がない。


 ふう、と気持ちを切り替えた千賀子は……用も済んだし、あまり1人で出歩くと怒られるので、さっさと家に戻るのであった。




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