第4話 そんなタイムリーな…
次の日、店に誰かが入ってきた。
「いらっしゃいm…」
「よーガゼル!いるかぁッ‼︎」
(食い気味に行ってきたこの人…)
「ん?あらーケンちゃんじゃん!どうしたこんな急に?」
店に入ってきたのは学校の仲間の1人、ケンジだった。
「今日は運動不足のお前にピッタリな依頼持ってきたぞ。」
「運動不足じゃないし、しかもそんなタイムリーな…。」
「なんだよその反応。なんかあったのか?」
「こいつがお前の持ってくる面倒な依頼を欲していてな。てかいい加減そういうのは戦士隊に頼めよ。」
「あそこは高いし適当にやる。人によってはまともに取り合ってくれないんだぞ。」
「はぁー。分かった受けてやる。その代わり金はたっぷりいただくからな。」
「りょーかい。」
サキは話をずっと聞いていたが全くついていけなかった。
1時間後
「で、どんな依頼が来たんですか?」
「タイムリーって言っただろ。昨日お前が欲してた依頼だよ。面倒な仕事持ってきやがってケンちゃんのやろー。」
今教えてもらった場所へ向かっている。依頼は森の奥地にある怪しい家を調べてきて欲しいとのこと。地図で教えてもらったがポ○ンと一軒家に出れるくらいぱっと見じゃわからない。怪しい家と言ってるが何かしらの研究所と思うらしい。何度も人や魔獣を連れて行ったが帰ってきたものはいないらしい。
「やっとそれっぽい仕事が来ましたね!」
「やりたくないんだけどなぁ…。受けたからにはちゃんとやるぞ。」
ガゼルはまだ知らなかった。これからこんん感じの依頼が増えていく(かもしれない)ことを。
「今誰かにこんな依頼が増えるって言われた気がする。」
「気のせいじゃないですか?」
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