長編小説の執筆 1(第一話を生成)
ついに本文執筆に入っていきます。
前回作成した、「作品概要」をいちどClaude 3へ読み込ませておきます。
このあたりから、顕著にGPT-4を上回ってきているイメージがあります。
比較として、GPT-4での出力結果もつけておきます。
先に書いておきますが、AIで生成された文書の公開については作者が責任を負います。既存作品の著作権を侵害していたり、公序良俗に反する内容であったり、サイトの規約に反する場合があるので、慎重な判断が必要となります。ご注意ください。
▼本文執筆のプロンプト
(事前にここまでに用意した「作品概要」のプロンプトを実行しておいてください! 以下はそれを踏襲してのやりとりとなります)
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プロの小説家として、以下のシーンを執筆してください。
一人称、簡潔でリズミカルな文体で。重たいテーマなのでなるべく普段は明るいタッチで。
はじめのシーンなので、主要キャラクターを全員登場させ、かつ舞台背景やテーマがわかるように。
1-1. 瑛斗が「悲しみの少女」の霊に取り憑かれる。(1500文字)
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▼Claude 3のレスポンス
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高校二年の秋、俺の日常は突然、灰色に染まった。
「瑛斗、どうしたの?顔色悪いよ」
親友の翼が心配そうに覗き込む。教室の喧噪が遠のいていく。
「なんか、頭が重くて…」
そのとき、視界の隅に、ひとつの影。長い黒髪、真っ白な肌。悲しみに満ちた瞳が、俺を見つめていた。
放課後、翼と校舎裏の七不思議を調べていると、また彼女が現れた。
「助けて…」
うめき声が、風に乗って消えていく。
「ねえ翼、今の聞こえた?」
「何が?」
役者じゃないのに棒読みとは。まあいい。
「頼む翼、これ、誰にも言うなよ」
次の日から、彼女は俺の影のように付きまとうようになった。授業中、俺の耳元で泣き叫ぶ。予習も復習もできない。
そんなとき、憧れの美月先輩が話しかけてくれた。
「瑛斗くん、何か悩みでもあるの?」
優しい笑顔に、思わず胸の内を明かしそうになる。でも、こんな話、先輩に迷惑かけられない。
「何でもないです。ありがとうございます」
夜も彼女は俺を悩ませる。
「どうして死ななきゃいけなかったの…」
夢の中で、何度も繰り返される嘆き。目が覚めても、彼女の面影が消えない。
「お兄ちゃん、ご飯冷めちゃうよ」
妹の楓が、不満げな顔で呼びに来た。無邪気な笑顔に救われる思いだ。
「ごめんごめん、今行くから」
しかし、俺を見つめる白い影は、そこに浮かんでいた。
「おい、どういうつもりだ」
不良のヤマトが、俺の胸倉を掴む。睨み合う視線の先に、彼女が見える。手を伸ばそうとする白い指。
「や、やめろ!」
思わず叫んでしまった。周囲の視線が一斉に俺に向けられる。
「どうしたの瑛斗、幽霊でも見えたの?」
やれやれ、とばかりに翼がフォローしてくれる。
「冗談キツいぞ、バカ」
と、笑顔で返す。本当は笑えない。
なぜ俺は、こんな目に遭わなきゃいけないんだ。
答えを求めて、図書室に駆け込む。霊の知識を探るうち、一冊のファイルが目に留まった。
「3年2組 山崎美月」
見覚えのある名前だ。まさか、あの美月先輩が…?
俺の日常は、もう二度と灰色から抜け出せないのかもしれない。
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▼GPT-4のレスポンス
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朝、ランニングをしていたら、後ろから誰かがついてくる気配を感じたんだ。でも振り返っても、誰もいない。ただの風かな、って思ったけど、その後もずっと、何かがひっついてくるような、そんな気がしてならなかった。
「結城瑛斗、オレの名前。霧崎高校に通う平凡な高校生。…のはずが、ここ最近、なんだか普通じゃないことが起こってるんだ。」
ランニングから帰ると、いつものように妹が朝食を準備してくれている。両親はもう出勤していて、家は妹と二人きり。「おはよう、瑛斗。元気にしてた?」なんて、テレビの朝ドラみたいにはいかない。実際、オレの朝はもっとカオスだ。
「今日も変な夢見たの?」妹が聞いてくる。「夢? いや、現実だよ。後ろをつけてくる何かが…」話し始めたけど、妹は首を傾げるだけ。「また、推理小説読みすぎじゃない?」
学校に着くと、いつものように神谷翼が待っている。翼は、オレの親友で、趣味はパズルと歴史書。いわば脳筋と脳みそのコンビだ。「おはよう、瑛斗。今日も奇妙なことに巻き込まれてるのかい?」
「奇妙っていうか、"悲しみの少女"に取り憑かれたみたいだよ。」翼は一瞬、顔をしかめたけど、すぐに笑顔に戻る。「そうか、今度は霊か。面白いな。調査しようじゃないか。」
その日の放課後、二人で「悲しみの少女」の噂について調べていると、クラスメイトの岸田大和が近づいてきた。大和は、ギターを弾くのが上手で、裏サイト探索が趣味。でも、なんだかんだでクラスのみんなとはうまくやってる。「お前ら、"悲しみの少女"のこと調べてるのか? あいつ、2年前に自殺した山崎美月のことだろ?」
瑛斗と翼は顔を見合わせる。美月は、学年トップの成績に加え、ガーデニングとピアノが得意で、クラスのアイドル的存在だった。彼女の突然の死は、学校中に衝撃を与えた。
「そうだよ。美月さんが"悲しみの少女"ってことになってるんだ。」翼が答えると、大和はふっと暗い表情になる。「美月は、いいやつだったからな…。」
この短い会話が、すべての始まりだった。オレたちは知らなかった。この謎が、オレたちをどんな深淵に引き込んでいくのかを。
そんなわけで、オレたちの"普通じゃない"日常が始まったんだ。
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▼寸評
やはり後者のGPT-4の場合は無理がある感じがします。
「結城瑛斗、オレの名前。霧崎高校に通う平凡な高校生。…のはずが、ここ最近、なんだか普通じゃないことが起こってるんだ。」みたいな一人語りとかは謎ですね。(GPT-4もすごいんでしょうけど)
一方で、前者のClaude 3は脅威的です。
文体とかをもっとうまく命令していけば、本文として使えるんでは? というほどの。。
ちょっと怖くなってきました。
さて、文体や描写の内容などを調整するプロンプトをもう少し検証してみます。
ここからは僕自身もどういう結果になるかまだわかりません。。
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