第5回 オマージュとメタフィクションの関係性の考察
今回はちょっとファンタジーから離れて…離れてるかな?まぁタイトル通りである
まずは簡易的な説明、間違ってたら筆者の脳ミソ足りないだけだから許せ。
メタフィクション
それはジャンルの一つ。
それは作品が作品と登場人物が理解して読者に語りかけてくる通称「第四の壁」を描いたりする。
それは物語に対する皮肉や批判を含めたものである。
オマージュやパロディ
それはとある作品への尊敬や敬意を表してどこか見たことのある構図や聞いたことのある台詞を使うことである。
悪意のあるものはしばしばパクリなどと言われたりする。
この二つは密接な関係があると思うのである。
作品の中の世界で実際にオマージュやパロディするものは全く接点はなく作中作という訳でもないからである。
世界観を共有しているわけでもないのにそれらは第四の壁と同じではなかろうか?
例を挙げよう、
とある作品の名台詞を言うのであるならば当然それに合わせた反応をキャラクターは求めている筈である、これには大きな矛盾が発生する。
本来存在しない世界の台詞を誰もが知っている名台詞だと自覚しているのだ!これはいけない…
勿論作品をリスペクトして作品そのものが存在を示唆するのであるならばアリではある(非常にギリギリの線だが)。
ちなみに名台詞にも的を射た正論でかっこよく決まったモノもあるだろうが大体オマージュやパロディされるのは半分ギャグなシーンであったりする為、大半はこの問題に引っかかる。
つまりこれらの行動が発生する際は細心の注意を払うべきだと私は思うのである。
メタフィクションは冷めやすい要素なので気を付けよう。
私はメタってる?第四の壁?ノー!これはレポート、皆に読んでもらう為に語りかけるように記述しているのだ!
なに?面白ければ良い…ふむ確かに…
いや、待て正論パンチはやめるのだ!使い処はしっかり考えるべきと伝えたかった訳で…
とりあえず異世界で安易に使うのは危険だ、これだけは言える。
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