　私はアダルト向けの写真・映像作品が好きです（爆弾発言）。

　まあ、中身のことはここには書けませんし、私が好きなのは、アダルト作品のタイトルやキャッチコピーです。

　アダルト作品に使われている言葉からは、いかにお客様に見つけていただくか、そして、いかにそのような状況に持っていくかといった作り手様の努力が、じゃばじゃばと溢れ出ています。

　なので、お店のアダルト作品コーナーでは、ついつい立ち止まって表紙をじろじろと見てしまうのです。ええ、恥ずかしいです。

　と、先日もこのようにアダルト作品の表紙を鑑賞していると、気になるワードを発見しました。

『濡れ湯（ゆ）』

　です。

「湯は濡れるだろ」

　最初はそう思いました。

　でも、何もしなくても濡れる湯を、更に濡らすんです。

　じっとじとのびっしょびしょです。

　何もせずとも濡れる湯が、じっとじとのびっしょびしょに輝くのです。

　このような言葉は、全年齢向けの作品では絶対に生まれません。

　面白いです。

　アダルト作品が苦手でない大人の方はぜひ、作品に使われている言葉を観察してみてください。

　そして、気になる言葉があったら、教えてください。

　──いえ、やはり、自分の中に仕舞っておいてください。

　運営様から注意を受けそうなので。

　ちなみに、先日、ホテルの部屋にアダルト映像作品のパンフレットがあったのでワクワクしながら開いたら、写真と、さっぱりした宣伝文句しか載っていなくて、ちょっとがっかりしました（さっきからずっと趣味が異常）。

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