第27話 ボーイミーツ小脇抱え祠

 きゃー、祠祠!

 快晴、朝。

 学校までの道を遅刻しないよう疾走している私。

 後ろには、なにごとか叫びながらついてくるナニカ。

 やだ、ストーカー?

 走る速度を上げ追尾を撒くため進む道を曲がる。

 と同時に体へ強い衝撃が来た。

 地面に尻餅をつく。

「きゃ」

「うわっ。だ、大丈ぶ……って祠――?!」

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