第18話 眼鏡っ子悪役令嬢が俺のシャツの端を恥じらいながら掴んで来たんだが
「待って……っ!」
頬が熟れた苺のように真っ赤に染まり、その海のような瞳がきらめきながら、ガラス越しに俺を見ている。
そのほっそりと白い手は、震えながら俺のシャツの端を掴む。
「……すき……なの……」
言うなり眉が寄り、ぎゅっと閉じられた桃色の唇が今にも切れそうで。
そっと親指を添わせた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます