第15話

始まりはピアノ教室の先生だった。中学生になった僕は子どもらしい趣向としてピアノよりもサッカーやバスケを好んでいた。


お稽古のためその部屋に案内されてドワーフやコロボックルがひょっこりあらわれそうな空間で、落ち着きはするのだが、ソナチネは嫌いだった。

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