第2話

 早速使ってみようかな、じゃあ最初は、変化魔法から使ってみるか


『そんじゃ《人化》』


 そう唱えるとメキメキミシミシ音を立てて体が作り変わっていきやがて人の形になった


「結構いてーな」


「おろ、喋れる、ほえ~」


 どうやら声帯はあるようだ


「この感じだと臓器とかも人間そのまんまってかんじか、さすが人化ってところか」


「早く顔を見てみてえな」


 たしか近くに水場があったような、そうだあのライアとかいうやつの魂の記憶を見るか


「あっちのほうか」


 ・・・・・・・


「お、本当にあった水場だ、さてさてオレの顔は、どんな顔かなー」


 そう思い自分の顔を見てみた


「うわあ、めっちゃカイっぽい、てかまんまカイの顔じゃん」


 どうやらここらへんに他の魂の特徴が出ているようだ、人化はカイ、ドラゴンの体はライア、人格はザン、


「うわ、じゃあもしかして《龍人化》」


 体が光に包まれる

 光が晴れたあと出てきたのは龍の角と尾と翼を生やした龍人だった


「やっぱりかよ、チクショウ、龍人状態はジンの顔なのかよ!」




「よし、じゃあ早速、いや、魔法は実戦で使ってみるか、《飛行》」


 そう思い飛んでみた、初めての飛行なのに全く違和感がない


「ライアとかいうやつに感謝だな、一気に飛ばしてみるぞー」


 ・・・・・・・・・・・・



「ん?」


 少し飛んで気配察知になにかかかった


「この感じはゴブリンの群れか」


 じゃあまずは魔法から行くか


「ウィンドスラッシュ」


「ゴギャ」


 数体のゴブリンが真っ二つになった


「そうだ、こんなのもできるかな?」


 自分の鱗を数枚剥がして投げつけてみた


「グギャ」


 ゴシャッ、と嫌な音がしてゴブリンたちは消し飛んだ


「す、すげー」


 やはり、改めてもう自分は人間じゃないんだ、と認識させられる


「今ので少しはレベルアップしたかな」

「ステータスオープン」



 種族 冥嵐龍(幼竜)危険度C 

 名前 なし

 Lv 3/50

 HP  320/320

 MP 300/300

 攻撃力270

 防御力120

 魔法力150

 素早さ220

[変化スキル]

《人化》

《龍人化》

《擬態》

[特殊スキル]

《世の理》

《混沌の権能》

《武の境地》

《アサシン》

《逆鱗》

[スキル]

《再生》《咆哮》《威圧》《飛行》《統合武術》《気配察知》《気配遮断》《逃走本能》《道連れ》new《龍鱗》new《龍鱗射撃》

[魔法]

《嵐流魔法》ウィンドスラッシュ、ストームブレイク、瞬翼、俊足、

 サンダーレイン、ライトニングブレイク、

 ウォーターマガジン、ウォーターキャノン、

《暗黒魔法》エネルギー吸収、毒煙、

《空間魔法》空間転移、認識阻害、スペースボックス


[称号]

《混沌の魂》《残虐の魂》《異界の魂》《武の魂》《哀愁の魂》


 ほうほう色々変わってるけどまあまずは新しいスキルだよな

《龍鱗》は多分鱗がなんかすごくなる系のスキルで、《龍鱗射撃》はさっきやった鱗の投擲が自動でできる系のやつか

 ステータスの確認もできたしまた狩りでもするか

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 その後ゴブリンやスライム、群れからはぐれたオーク、たまにウルフ系のモンスターを殺してコレが今のステータスだ


 種族 冥嵐龍(幼竜)危険度C 

 名前 なし

 Lv 25/50

 HP  360/400

 MP 200/360

 攻撃力320

 防御力150

 魔法力180

 素早さ250

[変化スキル]

《人化》

《龍人化》

《擬態》

[特殊スキル]

《世の理》

《混沌の権能》

《武の境地》

《アサシン》

《逆鱗》

[スキル]

《再生》《咆哮》《威圧》《飛行》《統合武術》《気配察知》《気配遮断》《逃走本能》《道連れ》《龍鱗》《龍鱗射撃》new《身体強化》new《衝撃落下》

[魔法]

《嵐流魔法》ウィンドスラッシュ、サイクロンブレイク、瞬翼、俊足、突風

 サンダーレイン、ライトニングブレイク、電磁身体強化

 ウォーターマガジン、ウォーターキャノン、

《暗黒魔法》エネルギー吸収、毒煙、影移動

《空間魔法》空間転移、認識阻害、スペースボックス


[称号]

《混沌の魂》《残虐の魂》《異界の魂》《武の魂》《哀愁の魂》


 やはり数をとっても流石に危険度Fじゃレベルもこんなもんか

 ちなみに衝撃落下は着地ミスって入手しました

 サイクロンブレイクはストームブレイクが昇華しました


「なんか強い魔物いねえかな」


 そう思い俊足で走っていると


「ん、アレはスパイダー系の魔物か、確かスパイダー系は危険度Bが多かった気がするしな、ここは久しぶりに暗殺と行こうか」


 そうおれの本領は速度と一撃を使った暗殺なのである


「《アサシン》《気配遮断》サイクロンブレイク」


 すると蜘蛛は


「ドシャッ」

 と音を立てて潰れた


「さてさて、《混沌の権能》吸収と」


「《混沌の権能》ステータス」


 種族 アーミースパイダー 危険度B−

 名前 なし

 Lv 30/70


[特殊スキル]

《伝達》《受信》《自爆》

[スキル]

《スパイダーネット》《毒撃》《仲間を呼ぶ》


「アーミーだと、じゃあまさか」


 後ろを振り向くとそこには


「カサカサカサカサカサカサ」


 大量の蜘蛛がいた



 あとがき

 龍人はドラゴニュートとかじゃなくて人に龍の角と尻尾と翼を付けたやつです、ちなみに翼は出し入れできます、コメントなどで知らないところとかを聞いてくださるとものすごく励みになります、ありがとうございます

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